【中学受験】体調不良の時は、すぐ休みましょう【精神的なプレッシャーにも、注意】
こんにちは。
中学受験をされるお子様は、
体調を崩してしまうこともよくあります。
そんな時、保護者の皆様は、
どのような対応をとっていますか?
今回は、中学受験と体調不良について、
プロ家庭教師Edenの居村が、話します。
体調不良は休みましょう
特に冬。入試近くですと、風邪もはやる季節になり、
体調不良になりがちです。
とはいえ合格したいので、
「こんな時も、塾に行ったほうがいいでしょうか?」
という相談が、毎年あります。
基本的には、もちろん、休むべきです。
こじらせるのは、まずいです。
体調不良を一回でも我慢すると、
こじらせてしまうことが多いです。
風邪もひきはじめだと、
早めに対応することで、軽めに抑えられます。
しかし無理をすると、さらに悪化し、
長い期間、学校と塾を欠席、という形になってしまいます。
精神的なプレッシャーも、休みましょう。
もうひとつ心配なのは、
精神的なプレッシャーについてです。
「少しでも休んだら…もう追いつかなくなっちゃう…!」
こんな、プレッシャーを感じており、
それが体調不良を引き起こしていることがあります。
こんな時も、
一度、塾や学校を休んでも大丈夫です。
一回くらい、大丈夫。
一度くらい、休んでも、大丈夫です。
なぜか?
新しい単元を習い始めることは、
入試直前期ならありません。
また、
授業を一度休むだけで、
落ちるというのは、あまりに単純です。
頭が疲れているかも。
また、
体は疲れていなくても、
頭が疲労困憊状態…なんてケースも、よくあります。。
こんな時も、思い切り一度、休んでみると、
翌日は一気に元気になる。
案外こうやって解決します。
メリハリが大事。
そしてもし休むことになったら、
「寝ながらでも教科書は読めるから、眺めておこう」
ということではなく、
「休むなら徹底して休む!寝る!」
と、メリハリをつけたほうがいいでしょう。
体験談
昔、ある教え子で、
「この体調不良は、ストレスからではないのか…」
と思うことがありました。
そこで、お母様に相談して、
一日、本人の大好きな鉄道の博物館に行かせてみました。
本人は具合が悪いはずなのに、
前日からウキウキしていたようです。
彼はその日、博物館で十分に楽しみ、
翌日から、集中力が上がっていました。
やはり、考える以上に、
受験のプレッシャーは体調不良につながっています。
子供の話を聞いてあげましょう。
ではそこで、
受験生の心の休養のために親ができることは何でしょう?
それはずばり、
子供の話を聞いてあげることです。
昔の経験をもとに、話します。
オタクの子の話。
昔在籍していた塾で、生徒面談している時に、
ひとり20分もやると長いほうなのですが、
その生徒は毎回、アニメの話ですべての時間を使い切りました。
話を聞くのは大事なので、
私も彼の話をうんうんと聞いていたところ。
「どうも私もアニオタではないか?」
と生徒が勘違いして(笑)、
次の面談に来たとき、
アニメ映画のチラシをくれました。
私はある日、
「いい加減、入試直前なんだし」
と、ちょっと厳しめの話をしようとしたところ、
その生徒は意外にも
「いつも先生、聞いてくれてありがとう。頑張って、合格する」
と言ってくれたのです。
その生徒にとっては、自分の好きなことを話す時間が
ストレス解消になっていたんだなあということを、その時思い知らされました。
子供の話を聞いてあげましょう。
確かに、入試間近になると、今後の心配から、
色々と、口をはさみたくなるものですが、
子供の話は、なるべく聞いてあげるべきでしょう。
好きな事がモチベーションに。
また、好きなことは、モチベーションにつながります。
さっきの子にとっては、
アニメ研究会があるから、私立中に行きたいというのが、
強い受験の動機になっていました。
なので、面談時、好きなアニメの話をするというのは、
実はもっともモチベーションアップにつながっていたのではないかと、思います。
子供の話を聞くのも体調管理
一般的に、体調管理というと、
睡眠時間の確保、栄養補給、風邪予防など、
いろいろな観点がありますが、
子どもの話をじっくり聞いてあげる時間を取るというのも、
必要な体調管理の一つではないのかと思います。
結論です。
体調不良の時は、とりあえず休むのが第一。
今日の記事は終わりです。
お知らせです。
参考・引用
渋田隆之『中学受験 合格できる子の習慣 合格できない子の習慣』2013
記事公開日 2019年11月15日
最終更新日 2020年10月5日
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