【中学受験】暗記が苦手な子はアウトプットが足りていない!

こんにちは。

中学受験をされるお子様の中で

うちの子は暗記モノが苦手…

という方はいませんか?

理解すれば暗記がはかどる算数と違って、
理科や社会は暗記事項が多く、
「どう取り組んだらいいのかわからない」方も多いかと思います。

そこで、今回は、Eden代表のなおき先生が、

・暗記のコツは「アウトプット」を意識させること

・根本原理を理解すれば暗記は進む

について解説します。

ぜひご覧ください。

(本記事の内容は、2021年9月に開催されたライブセミナーの内容をもとにして執筆されました。)

暗記のコツは「アウトプット」を意識させること

記憶の本質はなんだと思いますか?

「ひたすらインプット」でしょうか。

実は、記憶の本質は、ドラえもんに出てくる「暗記パン」のように、

「ただひたすら機械的にインプットすること」ではありません。

記憶の本質は、実は「アウトプット」なんです。

アウトプットするときにはじめて、「出すときの思考回路」が働きますよね。

ここで働く「出すときの思考回路」は、実は「入れるときの思考回路」とは違います。

人間は、アウトプットするときにはじめて、本気で頭を働かせるのだと言えます。

そして実は、この「引き出す回数」が多ければ多いほど、記憶は定着するのです。

その意味で、「記憶力がいい・悪い」という区別はあまり気にしなくていいんですよね。

「失敗を恐れない覚悟」こそが大事

では、アウトプットを妨げるものは何でしょうか。

それは、「間違ったらどうしよう」という恐怖心です。

失敗して出していって、その都度、「修正」を繰り返していけばいいのです。

では、なぜ子供は「失敗」を恐れるのでしょうか?

それは、「間違って親に叱られた経験」があるからです。

「叱られたくない」

「アウトプットしない」

「暗記も進まない」

「点数が取れず、結局叱られる」

という悪循環に陥っているのです。

「間違ったことは正義」だと思いましょう。

「間違える」ということは、勇気のいる行為なのです。

「出すこと」はストレスなのです。(出産の苦しみを思い出してみてください。)

「失敗を恐れない覚悟」があれば、どんどんアウトプットして

「引き出す回数」を増やしていけるのです。

そのためには、少々間違えても「ま、いっか!」と笑えるくらいの度量を

お母さんが持ちたいところです。

そういった、失敗にやさしい学習環境を整えてあげることが、

実は記憶力アップへの近道なのです。

テスト重視の学習法で効率を上げる

本当に暗記が得意な子は、「ここを覚えないと次にいけない」という勉強の仕方はしません。

ザルっぽくてもいいからとりあえず読み通し、

それを繰り返しテストするのです。

「ザルっぽい暗記法」、それは言葉を変えて言えば、

結局「アウトプット重視」ということです。

実力がどうであれ、とりあえずテストを受けるのです。

そして、テストを受けて間違えたところは、しっかり見直し、次のテストで修正するのです。

幹と枝葉を分けて、「幹」を覚えよう

「暗記ものが苦手」という子は、

「一問一答」的な知識をひたすら詰め込もうとしている子が多いのではないでしょうか。

実は、知識は「幹と枝葉」に分かれています。

枝葉だけ一生懸命覚えようとしても進みませんが、

一度「幹」をつかんでしまえば、そこから生えてくる「枝葉」も丸ごとマスターできてしまうのです。

学校で習う知識を、「これは幹かな? 枝葉かな?」

と、常に考えさせる習慣をつけさせましょう。

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