【中学受験】追い込み学習には、過去問演習がおすすめです。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
受験がもう直前に迫ってきたけど、
どう勉強すればいいかいまいち分からない。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 直前期の追い込み勉強に何をすればいいか。
について話します。
是非ご覧ください。
過去問がベストです。
受験前には、志望校の過去問を解きまくって、
一度解いたものでも繰り返し解くことが大事というようなことは、良く言われています。
しかし繰り返すと、もう解くのに慣れてしまって、
問題を覚えてしまったりと、意味がないと思ってきます。
やはりそれでも、直前期には、
過去問を解くのがベストな策だと思うのです。
慣れることが大事です。
過去問演習は、問題を暗記してしまうのではなく、
志望校の傾向に、慣れることが最もいい効果なのです。
本番、その傾向通りに出るとは限りませんが、
出題パターンに慣れれば、当日の安心感が違います。
たとえ、解答を暗記してしまっても、
本番を良い心境で迎えるためには、過去問がとにかく大事だと思うのです。
何をすべきか、見えてきます。
また、過去問を解くと、
受験本番までに何をするべきかが分かります。
過去問を4教科とき、
あと20点、合格最低点に足りなかったとします。
そしたら、
- 理科の天体が微妙。
- 特殊算が来ると点数を逃す。
- 四字熟語はもう少し暗記が必要。
- これらをやったら、30点は稼げるかな。。
などが見えてきます。
一つずつ、潰します。
そして、見えてきたものの中で、
得点に直結しやすいものを、一つずつ、つぶしていけばいいのです。
「特殊算は今から頑張っても難しいけど、
理科の天体は頻出だし、頑張ったらすぐ5点くらいあがりそう」
と思ったら、そこから勉強するのです。
もう一度、過去問を解きます。
課題をみつけ、修正した後は、
また、他の年度の過去問を演習してみます。
すると、得点が少し上がってきて、
子供の自信にもなります。
これを繰り返していことで、
本番までに少しずつ得点力を上げていくのです。
サンドイッチ勉強法です。
上記に述べました、
- 過去問を解く。
- 課題を見つけ、修正。
- 別の年度を解く。
- また、課題を見つけては修正。
こういう流れの勉強法を、サンドイッチ勉強法と呼んでいます。
確実に、コツコツ得点力を上げていく勉強法なのです。
リハーサルとしても使えます。
また、過去問は、本番のリハーサルとして使えます。
これは、問題の傾向に慣れる以上に大事なことだと思います。
リハーサルをすることで、試験本番の緊張感、
どれくらいの時間配分で解けばいいのかが分かります。
戦術を考えます。
やはり時間配分で大切なことは、
タイムアップで、手を付けてない問題をなくすということ。
それを防ぐためには、
どの問題から解くかが大事です。
- 計算問題から解くのか。
- それっとも大問2から手を付けるのか。
- 国語は最初に漢字を解くか。
- それとも説明文が得意だから、そこから手を付けるか。
それぞれの解きやすいやり方で、
解いていくのがおすすめです。
事前に戦術をきっちり決めておきましょう。
色々、実験です。
このように、色々実験をしていって、
自分の解きやすい戦術を見つけましょう。
戦術がハマったら、実力以上の点数がとれることもよくあります。
予め実験を重ねることで、入試日の安心感につながってきます。
今日は「過去問演習での追い込み学習」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年10月10日
参考・引用
『子どもの一生を決める失敗しない中学受験入門』,和田秀樹,2014