【中学受験】「国語」は時間との戦いです。攻略法を解説します。

 

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、

うちの子、国語が全然時間が足りなくて解けていない…。

という方はいませんか?

 

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

 

  • 時間との戦いである「国語」の攻略法

ついて話します。

 

国語における時間とは、

  • 制限時間
  • 受験までの、長期的な時間

この2点があります。

 

順番に解説していきますので、是非ご覧ください。

 

 

制限「時間」との戦い。

クロック, 時間, アラーム, ビンテージ, 目覚まし時計, タイマー, 茶色の時間, 茶色の時計

 

まずは、制限「時間」との戦い。


中学受験では、試験時間50分くらいに対して、大問2問、およそ5,6000文字もの量を読み、
解答を作っていくスピードが必要です。

 

頭の良い子はしれっと皆やっているかもしれませんが、
この技術はけっこう、難しいものなんです。

 

スピードは必須です。

いくら論理的思考力があって、読解力もあって、難しい考えができても、
スピードがなければ、解けずに得点できません。

 

よって、国語の試験によって、「スピード」は必須要素でかつ重要なのです。

 

とはいえ、子供にただ「読むのが遅い!」と言っても、どうしようもないです。
子供だってスピーディーに読みたいですから。

 

そこで、どうすればスピードが上がるのかを、
いくつか紹介していこうと思います。

 

 

1.早い音読。

まず、最初におすすめするのは、
早口で音読することです。

 

子供が普段解いている様な文章題を、
1日1題でいいので、なるべく早口で音読します。

意味は、何とか理解できるくらいが良いです。

 

これをしていくと、早く読むことにちょっとずつ慣れてきて、
1か月くらいすると、読むスピードが上がっていると思います。

 

 

 

2.大まかに読んでいく。

次の方法は、「大まかに読んでいく」方法です。

スピードが無い子は、
しっかり1文字1文字読んでいく子が多いです。

その読み方を変えていくのです。

 

例えば、「明日私は友だちとショッピングに行く」という文。

最初は「明日」「私は」「友達と」
などと、少しの文字量を固めて読ませます。

それが慣れてきたら、
「明日私は友だちと」「ショッピングに行く」と、
少し大まかに読ませましょう。

 

この、「大まかに読める量」をちょっとずつ増やしていくと、
徐々にスピードが上がります。

 

極めて行くと、速読ができるようになり、
中には、一目で1ページ読んでしまう様な方(大人)もいます。

 

 

3.タイマーで計る。

次は、「タイマーで測る」ということです。

予め「〇分」で読むと決め、
子供にプレッシャーをかけます。

 

こうやっていくと、スピードをかけて読むことに慣れるだけではなく、
主張が書いてある段落と、例文のみの段落が分かって、

どこをちゃんと読んで、どこをある程度飛ばしていいかが分かってきます。

そうすると、文全体の理解度も上がってきます。

 

解答スピードを上げましょう。

また、読むだけでなく、解く速度も上げていくのがおすすめです。

やはり、解法の求め方を知らない方は、
ずっと同じところで、算数の難問のように、止まって考えます。

これは、塾の先生にしっかりと正しい解き方を教えてもらっていないのが原因の場合が多いので、
しっかりと質問して、オーソドックスな解き方を学ぶべきでしょう。

 

Edenの記事でも一部、紹介しています。↓

【中学受験】国語文章題の、「読み解くスピードが遅い」悩みに答えます。

 

 

長期的な「時間」との戦い。

pencil on opened notebook

 

国語の「時間」とは、テスト内での時間のみではなく、
長期的な「時間」という意味もあります。

それはつまり、

「成長過程の小学生の子供が、果たして大人が読むような難しい文を読めるのかどうか」

ということです。

 

 

そもそも小学生にはきつい。

中学受験の文章に出てくる語彙は、
15歳くらいの子どもが読めるくらいレベルです。

内容は、大人が読んでもためになるものもあるほどです。

 

そう考えると、小学6年生が読解し、更に記述も書けるというのは、
かなりすごいことなんです。

 

塾は徐々に子供が難しい文章を読めるようになるために、
学年が上がるごとに、文章を難しくしているのです。

 

 

 

語彙力が大事です。

やはり、そのことを分かっておいて、
子供が日常で学ぶ語彙力のみではなく、

語彙力を強化していく計画を立てることがおすすめです。

 

【中学受験】読書よりもおすすめなのは、新聞の投書欄です。【語彙】

【中学受験】日ごろの会話に一工夫して、語彙を増やしましょう。

 

中学受験の国語を時間内に解けるようになれば、
それは将来かなり武器になります。

特に大学受験の試験は、中学受験の延長上にあるので、
今頑張っておいて損が無いです。

 

今日は、志望校を決めた後について話しました。

 

是非参考にしてください。

 

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2020年1月30日

 

参考・引用

『もう悩まない中学受験 成績アップと合格をかなえるコツとわざ』,小川大介,2017

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です