【中学受験】教材をコロコロ変えるのは厳禁です。【三回繰り返す】

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

今の教材が合っていない気がして、
変えたほうがいいのかしら…

という方はいませんか?

確かに、頑張っているのに成績が上がらないとき、
それは教材のせいかもしれません。

しかし、もしそう思うのがこれで2回目である場合、
一度思い止まってみましょう。

もしかしたら、それは教材のせいではなく、
「コロコロ変える態度」そのもののせいかもしれません。

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

  • 教材をコロコロ変えるのはやめましょう!
  • 一つの教材は何回繰り返すべき?

についてお話しします。

ぜひご覧ください。

教材をコロコロ変えるのは厳禁です。

成績が伸びないのは教材のせい?

入試本番まで残り半年…

試験が近づいてくるのに、
成績が思うように伸びない…

そんな時は、ついつい教材のせいにしがちです。

「もっと違う問題集を使えば、成績が上がるかもしれない…」

「もっとたくさん問題を解けば、成績が上がるかもしれない…」

「もっと新しいテクニックを知れば、偏差値が上がるかも知れない…」

もしかしたら、それは事実かもしれません。

でも、もしそう考えるのが「二回目」だったとするならば、
必ず一度立ち止まってみることをオススメします。

錯覚に気づきましょう

「この教材を使っていても、成績が伸びる気がしない…」

そういった錯覚に陥ることは、
子供にも親にも起こります。

「あなた、こっちの教材使ったほうがいいんじゃない?」

心配した親が書店で見つけてきた人気の問題集をくれることも、
しばしばでしょう。

しかし、教材を変えることには、
メリットよりもデメリットのほうが多いんです。

教材に大きな差はない

実際のところを言ってしまうと、
書店に並んでいる教材たちは、
クオリティにおいてそこまでの差はありません。

ある程度の定評のある参考書や問題集であれば、
しっかりモノにすれば合格を勝ち取れるものばかりです。

「そうは言っても、この教材では心配…」

今はそう思っていても、
その教材を買った時点では、
「この教材なら良さそう!」と思っていたはず。

その時の直感を思い出しましょう。

教材に、そう大きな差はないのですから。

教材を変えることによるデメリット

教材を変えてしまうことには、
たくさんのデメリットがあります。

  • 解かなければいけない「問題の量」が増え、不安になる。
  • 前のテキストを中途半端に終わらせたという「不全感」と不安が残る。
  • 解けない問題にぶつかって不安になる。
  • 前のテキストとは考え方や教え方が変わって不安になる。
  • 求められる知識水準が変わって不安になる。

このように、教材を変えることには、
「不安」要素を増殖させてしまう危険性があるのです。

もちろん、これを逆手にとって、

  • 新鮮な気持ちで学習に取り組める。

というメリットとして捉えることは可能かもしれません。

しかし、新鮮な気持ちは長続きしませんが、
不安は長持ちします。

場合によっては、試験本番まで不安が増殖し続けます。

「ある教材をモノにした」という達成感が、
試験本番の不安に打ち勝つ「自信」の源になるのにも関わらず、
それを捨ててしまうことになるのです。

一つの教材を何回繰り返すべき?

もう一度最初から解き直す「二周目」

では、ある教材を解き終えてしまった場合、
次はどうすればいいのでしょうか?

その場合のオススメは、
「もう一度初めから解き直す」ことです。

この「二周目」の効果は軽んじられがちですが、
実はメリットだらけです。

  • 自分の苦手分野だけを潰せる。
  • 解ける問題ばかりで自信がつく。
  • 速く解ける。

「三回」が鉄則

では、一つの教材は何回繰り返すべきなのでしょうか?

お答えとしては、「三回」が鉄則になります。

二周目でほとんどの知識が100パーセントに近づいたところを、
三周目で完璧に仕上げます。

三周回した問題集やテキストがある場合、
その分野の自信は相当なものになります。

そして、三周目を解く頃には、見慣れた問題ばかりなので、
一周目の何倍ものスピードで終えることができるでしょう。

「3回もやって、時間の無駄じゃない?」

いいえ、決して無駄ではありません。

基礎は、100%になって初めて役に立つのです。

むしろ、中途半端に終わらせたテキストが三冊ある方が、
はるかに無駄です。

選び抜いた一冊のテキストを、
「三回」繰り返しましょう。

すぐには成果が出なくても、
三回目を解き終える頃には、
きっと成果が出てくるはずです。

今日は「教材をコロコロ変えるのはやめましょう」について話しました。

ぜひ参考にしてください。

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2021年4月1日

 

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