【中学受験】授業とテストの復習は「一言で」まとめましょう。

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

毎回の授業の復習が
追いついていない…

という方はいませんか?

どんなにいい授業を受けても、
復習をしなかったら成績は伸びませんよね。

でも、いざ「復習をしよう」と思っても、
ただぼんやりと解説を眺めているだけでは、
眠くなってしまうだけです。

授業の復習をさせる際には、
「一言でまとめる」ことを意識させましょう。

「一言でまとめる」癖をつけさせるだけで、
驚くほど成績アップすること間違いなしです。

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

  • 授業の復習は「一言で」まとめましょう。

についてお話しします。

ぜひご覧ください。

授業の復習は「一言で」。

復習しないと忘れます。

学校や塾の勉強を真面目にしているはずなのに、
なぜか成績が伸びない…

その場合、まず最初に検討すべきは、
「きちんと復習できているか?」
というポイントです。

どんなに大量の情報や知識を与えられても、
1時間後にはほとんどの記憶が失われています。

子供の脳は大人の脳よりも細胞の入れ替わりが激しいので、
忘れるのが速いのはなおさらです。

子供にこれ以上の情報を詰め込ませる前に、
「知識の消化不良を起こしていないか」
を確かめる必要があります。

復習は短時間でやりましょう。

「どれだけ時間をかけてもいいから、
ちゃんと復習をやりなさい」

このように指示されたら、あなたはどうしますか?

もともと復習の習慣がついている子はともかく、
「そもそも復習が苦手」という子は、
いきなり「復習しろ」と言われても戸惑ってしまいます。

そのため、教科書と問題と模範解答を机の上に広げ、
「復習ってどうやるんだろう?」と考えながらだらだらと過ごしてしまう、
そんな時間の過ごし方をしてしまいがちです。

復習の際には、

  • 時間を決める
  • 明確な目標を与える

以上の2点を意識して取り組ませましょう。

復習には二種類あります。

「復習って、どうやるのが正解?」

復習には、二つの種類があります。

  • 授業の内容の復習
  • テスト問題の復習

それぞれについて、見ていきましょう。

授業の復習は授業直後に

まず、授業の復習について見てみましょう。

授業では、科目によって異なりはしますが、
基本的にたくさんの知識を先生が与えてくれます。

授業で扱っている内容は、
教科書の該当箇所を見返せば確認はできますが、
「教科書を家で一人で読む」だけの集中力がある子は少ないでしょう。

そうした場合は、
「授業直後に」復習をさせましょう。

具体的には、
授業が終わった直後に、5分間ほどかけて、
今回扱った内容を「一言で」まとめます。

そんなことできるの?

「たくさんの知識を習うのに、それを一言でまとめるなんてできるの?」

できます。

毎回の授業において、
先生は必ず「これだけは伝えたい」というポイントを準備して
授業に臨みます。

その「ここだけは伝えたい」ポイントは、
授業の中で繰り返し強調されるはずです。

それをうまく読み取って、
自分なりの言葉でまとめればいいのです。

もちろん、最初の方はうまくいかないでしょう。

しかし、何度も繰り返すうちに、
「先生の言いたかったこと」を読み取る力は成長していきます。

読解力です。

「そんな力、うちの子にはないと思う…」

むしろ、ないからこそ伸ばす必要があるのです。

「先生が言いたかったことを一言でまとめる力」、
これはすなわち、読解力です。

授業のポイントを一言でまとめる力がつけば、
国語の文章を一言でまとめる力も身につきます。

読解問題の成績は、「一言でまとめる力」があるかどうか、
にかかっていると言ってもいいでしょう。

各教科の復習を進める過程で、
国語の要になる読解力も養える。

「一言でまとめる」復習のやり方には、
一石二鳥の美味しさがあるのです。

テスト問題の復習は「なぜ」を追求

次に、テスト問題の復習の仕方についてです。

「テストの復習をしなさい」

こう言われた子供たちの多くは、
真っ先に「答え」を読もうとします。

しかし、「答え」を読んでも、
「なぜそれを思いつくのか」がわからず、
「へー、すごいな」で終わってしまいます。

答えは、何回時間をかけて読んだところで、
「自分でそれができる」ようにはなりません。

テスト問題の復習をする際には、
「なぜそれを思いつくのか」を考えさせましょう。

そのためには、
まず問題を読んで、1回目に解いた時の「自分の思考のスジ」を思い出させ、
そのあとに答えを見て、「模範解答者の思考のスジ」と比べさせます。

この「思考のスジを比べる」ことを通して、
「なぜ、自分はできなくて、模範解答ではできているのか」
を考えるのです。

処方箋を一言で

「なぜ」がわかったら、
「一言でまとめる」プロセスに移ります。

ここでは、一言でまとめる内容は、
「どうやって」です。

「次に、同じ問題に出会ったら、どうやって解けば正解できるか?」
を一言でまとめましょう。

意識的に解法をまとめることで、
次に同じ問題に出会った際に、
必ず正解することができます。

下手な復習の仕方をすると、「答え」を覚えるだけで終わってしまいますが、
「答えの導き方」、
そしてその背後にある「導き方の思いつき方」を覚えれば、
応用が効きます。

受験後も役立ちます

「一言でまとめる」習慣は、
受験後にも役立ちます。

中学校の授業も、高校の授業も、
「先生が一番言いたいこと」を掴んでいけば、
定期考査で好成績を出せるのはもちろん、
入試でも優秀な成績を残せるでしょう。

また、社会に出てからも、
「相手の言ったこと、言いたかったことを、
一言でまとめる」力は、
どこに行っても求められる普遍的な能力になるでしょう。

「一言でまとめる力」を訓練し始めるのに、
遅すぎることはありません。

早速明日から始めてみましょう。

今日は「授業とテストの復習を『一言で』まとめる方法」について話しました。

ぜひ参考にしてください。

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2021年3月19日

 

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