【中学受験】合格に子供の勉強部屋は必要ありません。逆に危険かも。理由も解説【保護者向け】

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者に質問です。

お子様は普段、家のどこで勉強していますでしょうか?

子供の部屋でしょうか?リビングでしょうか?

保護者の方は、
「部屋で勉強しなさい!」
だとか、
「子供の部屋に勉強机を置かないと」
など、思われる方も多いでしょう。

しかしハッキリ言いまして、
子供が自分の部屋で勉強する必要はありません。

今回はその理由を、
10年以上中学受験業界に携わり、
3000人以上の生徒を今まで指導してきた
プロ家庭教師Edenの居村が解説します。

勉強部屋は必要ありません

受験生の中には、
ちゃんと自分の部屋があるのに、
リビングのテーブルで宿題から塾の予習、復習までこなしてしまう子がいます。

勉強はリビングで、睡眠だけが自分の部屋という子どもを、
しきりに心配する親がいますが、

そんな人はもしかしたら
受験勉強は隔絶された部屋でねじりハチマキをつけてやるもの」
と思い込んでおられるのではないでしょうか。

勉強の方法などで、
型にとらわれる必要は全くありません。

進学塾の多くは、
リビングならぬ教室の中で大勢がひしめき合っていますし、
それぞれに学習スタイルにも個性があります。

終始テキストを眺め続けるだけの生徒、
黒板と教師の顔を交互に凝視する生徒、
友人の挙動をぼんやりと観察している生徒、

それでもみんながみんな自分なりに集中しており、
授業のポイントを外すことはありません。

つまり塾の教室とは、
家庭のリビングを拡大したようなものです。

勉強は、
それぞれが自分に合った、
やりやすいスタイルで打ち込むことが一番です。

静かだから、邪魔する対象がないから良い学習環境であると思うのは、
大人が勝手に思い描く大いなる「迷信」で、
子供にしてみれば雑音や騒音の中だからこそ、神経が研ぎ澄まされる場合もあるのです。

子供は親が心配する以上に、勉強に集中しているはずです。

勉強しながら、
親と交わす雑談で、
今日のニュースを語り合うことも、学習につながるものですよね。

学習効果と家庭コミュニケーションがはかれるなら、
これに越したことはありません。

それより怖いのは、
子どもが部屋にこもっているからといって、
それで勉強していると安易に思い込んでしまうことです。

これ、ホントよくあるんです。

「ウチの子は部屋でしっかり勉強している」

そう言ってホクホク顔をしていたら、
塾の試験の結果がとんでもない出来で、
真っ青になってしまう。

こうならないように注意しなければならないですね♫

参考・引用 須野田誠『カリスマ塾長直伝 中学受験に大成功する「家庭の戦略」』

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