【中学受験】子供の勉強の習慣づけには、親の後ろ姿が効果的です。

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

子供に勉強の習慣を身につけさせたいけれど、
どうすればいいのかわからない…

という方はいませんか?

受験を控えた小学生であっても、
親が監視の目を離した隙にゲームに走ったりしがちです。

そうした場合には、いくら叱りつけたところで、
効き目は薄いでしょう。

しかし、そこで意外と見落とされがちなのが、
「親の振る舞い」

実は、親が子供の前で勉強する姿を見せるだけで、
多くの子供たちはそれを見習って自然と机に向かうようになります。

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

  • 親が子供の前で勉強することで、子供が勉強好きになる!
  • 日常生活を学びの場に変える工夫

についてお話しします。

ぜひご覧ください。

親の後ろ姿が効果的。

子供に勉強の習慣がつかなくて困っている…。

基本的に、子供はエネルギーが有り余っているので、
自然に机に向かうようにはなりません。

大切なのは、有り余るそのエネルギーを、
「知的好奇心」を満たす方向に発散する方法を教えること。

そして、それを自分の姿で示してあげることです。

 

子供は親を真似します。

 

子供のいる前では、
自分のやりたい勉強なんかできない…。

そう思う方も多いでしょう。

もちろん、子供にたっぷり愛情を注ぐことは大切です。

しかし、親が生き生きと勉強する姿を子供の前で見せることは、
何よりも最高の教育になります。

勉強嫌いな子と勉強好きな子の親を分析すると、

  • 勉強嫌いな子:親も勉強が嫌い
  • 勉強好きな子:親も勉強が好き

というシンプルな法則が見えてきます。

もちろん、勉強が好きな親でも、
子供が勉強嫌いになってしまうケースもあります。

しかしそうしたご家庭では、よく聞いてみると、
「子供の前では勉強していない」という場合が多いようです。

 

親がするべき勉強とは?

 

もちろん、「親がするべき勉強って何?」という質問に対しては、
様々な答えがあるでしょう。

例としては、

  • 本を読む
  • 新聞・雑誌を読む
  • 知的な会話をする
  • テレビの教養番組を観る

などは素晴らしいでしょう。

しかし、ここで大切なのは、形ではありません。

親が集中して何かに打ち込み、それを楽しんでいる姿を見せることが、
子供にとって最高の教育になります。

 

子供と一緒に勉強しましょう。

親が一人で勉強するのもいいですが、
一緒に勉強できるようであればなお良いでしょう

もちろん、「親が子供を監視するだけ」
という形は望ましくありません

親自身も、学ぶことを心から楽しんでいる様子を
子供に見せることが重要です。

知らないことがあったら、自分でも調べてみて、
新たな発見や気づきを得、親子で成長していくのがベストです。

 

【中学受験】社会の苦手克服は、親も一緒に勉強するのがおすすめです。

 

日常生活を学びの場に。

勉強は、家の中だけでやるものではありません。

視点を切り替えるだけで、
どんな場所も最高の「学びの場」に変わります。

 

【事例1】スーパーマーケット

 

例えば、スーパーマーケットに行く際にも、
色々な勉強を「一緒に」楽しむことができます。

  • 食材の原産地に注目する → 社会の勉強
  • 食材の添加物に注目する → 理科の勉強
  • セール広告の宣伝文句に注目する → 国語の勉強
  • セール広告のデザインや配色に注目する → 図工の勉強
  • レジでお釣りをキリよくする → 算数の勉強
  • レジ袋に効率的に商品を詰める → 算数の勉強

このように、スーパーマーケットに入ってから出るまでの短時間の間にも、
無限の勉強を楽しむことができます

 

【事例2】電車の中

 

「電車の中」の過ごし方にも、
親の勉強に対する態度が現れます。

電車の中で、スマホで暇つぶしをされる方は多いでしょう。

でも、そこで親が、
バッグから本を取り出して読み始めたらどうなるでしょうか。

子供は、「あ、電車の中では本を読むのが普通なんだ」と思うようになります。

さらに言うなら、バッグに子供向けの本も持参して、
「はい、これ、読みな」と言って渡してあげても良いでしょう。

もちろん、強制は望ましくありません。

ポイントは、「いつでも、どこでも、学ぶことを楽しんでいる親の姿」を演出することです。

始めてすぐには効果が出なくとも、
半年以内に何らかの効果が上がるのは確実です。

 

「視点」を切り替えましょう。

 

大切なのは、「視点」を切り替えることを
常に意識することです。

親が普段から意識して「学び」の視線を日常生活に取り入れていくことで、
子供が机に向かう姿勢も変わってきます。

その地道な積み重ねが、子供の勉強の習慣を形成していきます。

そうやって作られた習慣は、
子供にとって一生の宝物になるでしょう

今日は「子供に勉強の習慣を身につけさせる方法」について話しました。

ぜひ参考にしてください。

今日の記事を終わります。

 

記事公開日・最終更新日 2021年3月9日

参考・引用

『「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法』,菊池洋匡・秦一生, 2019

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