【中学受験】転塾を決める前に考えるべきことを話します。【しないほうがいいかも】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
そろそろ転塾をしようかなと、迷っている。。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 転塾を決める前に考えるべきこと。
を話します。
是非ご覧ください。
なんのために、転塾する?
ずっと一つの塾でうまく行く方も多いと思いますが、
そうでない方も多いのが、中学受験の現実です。
我々家庭教師会社に相談される保護者の方は、
集団塾に不満を持っていて、転塾を考えているという方もいます。
しかし、そこで今一度、その「転塾」についてしっかり考えてみましょうと、言いたいのです。
もう一度、考えましょう。
- 親の自分がただ焦っているだけじゃないのか。
- その転塾が、本当に子供のためになるのか。
など、しっかり深く、
自分や子供を考える時間を取ることが必要だと思います。
親が、子供にとって教育環境を色々と探すのは、
それは素晴らしいことです。
とはいえやはり、何回も転塾を繰り返される方は、
あまりよろしくないと思うのです。
というか、1回や2回の転塾はまだしも、
それ以上ポンポン転塾を繰り返されている方に、受験で上手く行ったケースを見たことがありません。
転塾をするたびに、塾に対する期待度が高くなってくるので、
すぐ指導に不満を持ってやめてしまい、
結局いいところを見つけられず、
十分な指導を受けいられないまま、6年生の2月を迎えます。
上手くいくのは…。
転塾が上手く行くか、上手くいかないか。
大手塾から、個別指導に変えるというケースでは、
上手く行くことが多いと思います。
我々Edenでも昨年度、元々集団塾に通っていた子が、
Edenのオンライン個別指導オンリーの受験対策に変えると、なんと麻布中学に合格してくれました。
おそらく集団塾自体のシステムが、
その子に合っていないのだと思います。
上手く行かないのは…?
しかし、上手く行かないのは、
「隣に住んでいる○○ちゃんは□□塾で伸びているらしい。
うちの子もそこに変えたら成績が上がるかしら?」
というようなケース。
こういった、ある意味他人任せな転塾は、
ほとんど上手く行きません。
○○ちゃんとご自分のお子様とでは、
合っている、合っていないが全然違うからです。
また、一つに進学塾といっても、
それぞれカリキュラムやスピードが違ってくるのです。
なので、転塾を繰り返すと、もう頭の中がごっちゃになって、
何回も無駄にやっている分野と、全く手をつけなかった分野と、出てきます。
また、塾を変えると、勉強内容ではなくて、
- 人間関係
- 生活スケジュール
などなど、
めちゃくちゃ変わります。
前の塾の方が良いと思ったのに…。
と、後悔するケースが後を絶ちません。
伸びるタイミングがあります。
また、もう一つ気をつけるといいのは、
子供には、「伸びるタイミング」があるということです。
伸びるタイミングは違います。
- 計算
- 漢字
- 暗記問題
などは、やればすぐ成績が伸びます。
しかし、算数や国語の応用問題など、思考系の問題になると、
成果が出るのに最低3ヵ月かかると言われています。
確かに、塾に通うと成績アップが望めますが、
「即効性があるのではなく、耐える時期が合って、その時期を超えると、一気に成績が上がる」
というのが真実です。これは大事です。
自転車と一緒です。
これは自転車と一緒だと言われています。
子供が自転車を初めて練習して、初めて乗れるようになる時。
最初は補助輪だったり、親が荷台を持ってあげたり、それでも転んでしまったりと、
一人前に乗りこなせませんよね。
しかし、ある時突然、乗れるようになり、
一度乗れるようになれば、あとはスイスイ進みます。
子供が今、
- 塾がダメで成績が伸びていないのか。
- そうではなくて、もう少し辛抱が必要なのか。
こういう部分も他人に相談したりして、
把握することが、転塾を考えている方におすすめです。
もし、それでも転塾をしたいという方には、
以下の記事がおすすめです。
【中学受験】いつまで?どの塾に?おすすめの転塾方法を話します。
今日は、転塾について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年2月26日
参考・引用
『もう悩まない中学受験 成績アップと合格をかなえるコツとわざ』,小川大介,2017