【中学受験】小さいころから褒め続けると、後から伸び悩みます。

 

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

 

褒める教育が大事でそれを心がけているけど、
ホントにそれが正しいのかな…?

という方はいませんか?

 

確かに褒める教育は大事ですが、
小さいころからずっと褒め続けると、後で困る可能性が高いです。

 

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、

 

  • 小さいころから褒め続けると、途中から伸び悩む

 

理由について話します。

是非ご覧ください。

 

後から伸び悩みます。

 

受験業界には、
褒めて伸ばす教育が勧められていますが、

幼少期から褒めすぎると、
本当の受験シーズンに、伸び悩みがちです。

 

5年以降が危険。

小4までは、わりと簡単な内容なので、
子供が解いて親が褒めることで、勉強は回りますが、

 

5年以降、勉強が難しくなってくると、
子供は分からない問題が出てきます。

 

すると、子供が褒められることがなくなり、
やる気をそぎ、壁にぶつかるのです。

 

褒め続けると…。

この時、ずっと褒められてきた子供は、
この状況を突破することが難しいのです。

 

今までは解けたのに、急にできなくなってしまった…。

 

そんな自分が嫌になり、
宿題を出したり指示を出してくる先生や親に、反感を持ち始めます。

 

問題を解決するより、
自分のプライドを守ってしまうのです。

立ち向かう力がありません。

褒められ続けた子はまた、
解けない事に立ち向かう経験がないので、

成績が伸び悩んでしまいます。

 

褒められていない子は…?

一方、褒められ慣れていない子は、

壁に当たっても、褒められる量は減っていないので、
やる気はそのままで、何とか解こうとします。

 

中々その壁を突破できなくても、
上手くいかないことは昔から分かっているので、淡々と取り組めます。

 

 

プライドないから、伸びます。

よって、

プライドが中途半端にある褒められ続けた子より、
素直な、褒められてなかったこの方が、

受験シーズンになって、伸びるケースが多いのです。

 

褒める時と、褒めない時。

 

では、

「褒める」ことは、まったくしない方が良いのでしょうか?

 

ドーパミンがあります。

人間の脳内には、
ドーパミンという神経伝達物質が存在します。

 

この物質は、脳内のいわゆる「知の脳」と呼ばれる大脳新皮質の多くの部位、
特に思考力や創造力をつ
かさどるとされる前頭連合野と呼ばれる部分や、
学習・記憶をつかさどるとされる海馬と呼ばれる部分において、
神経伝達物質として働いています。

(『はじめての中学受験』,宮本毅,2010)

 

そして、ドーパミンは、快楽があった時に分泌されるものです。

 

 

大人に褒められるのが気持ちいい。

子供は大人に褒められる時に、
快感を得ます。それも、親や先生など、身近な存在です。

 

難しい問題が解けた時、何か上手くいった時、
それはそれで快感ですが、

そこにさらに「褒め」が入ると、
更にドーパミンが出ます。

 

それが、勉強のモチベにつながるのです。

 

タイミングが大事。

よって、

子供が何かうまくいった時、タイミングよく褒めることをしていけば、
うまくやる気を引き出すことが可能です。

 

そのタイミングと量は大事です。

褒めるのがゼロでも、勉強を嫌いになってしまうかもしれません。

何事も適量が大切ということですね。

 

 

今日は「子供への褒め方」について話しました。

是非参考にしてください。

 

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2020年9月19日

 

参考・引用

『はじめての中学受験』,宮本毅,2010

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