【中学受験】模試で一喜一憂する経験は、後で役立ちます。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
毎回の模試やテストでどうしても一喜一憂してしまう。。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 模試で一喜一憂する経験は、後で役立つ
という話をしています。
是非ご覧ください。
一喜一憂は当たり前。
「テストに一喜一憂するな」
とよく言われますが、それを真に受ける必要もないと思います。
心を乱されます。
どんな結果でも、発表されるたび、
心がざわつき始めますよね。
悪い結果ですとイライラし、
いい結果でも、間違えたところに目をつけてしまいます。
前回より偏差値が上がっていても、
「ここ昔復習したいんだから、間違えちゃダメでしょ」
と、文句をつけてしまいがちです。
逆にストレス、溜まります。
「なるべく心を乱さないようにしよう」
と思っていても、逆にストレスが溜まってしまいます。
それはもうしょうがない。
一喜一憂しても、
それを子供にぶつけないことが大事なのです。
怒ることが、習慣化する?
もしかしたら、
テストを見るとイライラすることが
既に習慣化している可能性があります。
すると子供も怖くなり、
テストを見せると何か怒られるのではないかと、
テストを捨てたり、見せなかったりする可能性も出てきます。
一工夫しましょう。
やはり子供にイライラをぶつける前に、
一工夫するのが大事です。
- イライラしたら一回寝る。
- 子供の前で模試の結果を見ない。
などなど、少しの工夫で、大分変わります。
強い心を、つくります。
成績がいい時もあれば、
悪い時もある。
塾に入っているからといって、右肩上がりなわけではないことは、
よく分かっていると思います。
それらの経験はメンタル的に疲れますが、
結局それが強い心を作ります。
一度凹んだメンタルを、どう立て直してくか。
この繰り返しが、メンタルの強化につながります。
成績落ちるの、大事です。
そもそも、成績が落ちることは、
受験にとって必要です。
けいご君の例。
数年前担当していたけんご君は、
かなり偏差値的にはいい調子で勉強していましたが、
1月校の第2志望に不合格してしまってから、
ひどく落ち込んでしまいました。
そこから立ち直って勉強するかと思いきや、
中々その気になれません。
結果、第1志望に合格することはなく、
第3志望に入学しました。
波が無かったのです。
彼は、成績的には優秀でしたが、
成績が落ちた「波」の経験がなかったのです。
そういう子ほど、一つの「波」で
大きく心が揺れてしまいます。
模試で一喜一憂するのは疲れますが、
受験直前までにあるていど経験するのをおすすめします。
悲観するのはNG。
また、親としても、子供の成績が芳しくない時に、
悲観しすぎてはいけません。
「この浮き沈みはやがて、子供の役に立つ」
と思って、冷静になることが大事です。
今日は「模試での一喜一憂」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年9月17日
参考・引用
『最強の中学受験』,安浪京子,2018