【中学受験】「塾要らず」の中高一貫校は、志望校におすすめしません。
こんにちは。
中学受験をされるお子様をもつ保護者の方は、
「塾要らず」の中高一貫校を、志望校にしようかな…?
と迷っている方はいませんか?
塾要らずの学校は、確かにいろいろなメリットがあり、魅力的ですが、
正直、志望校にはおすすめしません。
そこで今回は、
中学受験業界に10年以上携わってきたプロ家庭教師Edenの居村が
- 塾要らずの学校とは?
- 塾要らずの中高一貫校を、おすすめしない理由
について話します。是非ご覧ください。
「塾要らず」の中高一貫校って?
そもそも
塾要らずの中高一貫校とは、どのような学校でしょうか?
それは、以下のような特徴を持つ学校。
- 勉強の面倒見がいいから、塾に行かなくても大学受験に対応できる。
そんな学校です。
普通の授業を受けてしっかり予習、復習をしていれば、
塾に行かなくても大丈夫。
確かにそれは、魅力的ですね。
色々、メリットがあります。
確かに、塾要らずの中高一貫校には、メリットがあります。
- 塾のお金を払わなくていいので、学費が安い。
- 塾への移動時間が削減できて効率的
などなど。
実際、受験特集の週刊誌などは、
- 面倒見のいい学校
- コストパフォーマンスの良い学校
として、塾要らずの学校を扱っています。
ではなぜ、
塾要らずの中高一貫校を志望校としておすすめしないと言うのか?
「塾要らず」をおすすめしない理由。
なぜ、塾要らずの中高一貫校ををおすすめしないのか。
それは、
- 結局、生徒の忙しさは変わらない。
ことが多いからです。
たくさん授業、受けます。
最近いわれる「塾要らず」は、
学校が塾の代わりまでを担うことを意味する場合が多いです。
↓例えばこんな感じ↓
- 7・8限目までも授業がある。
- 長期休みなど、通常授業以外にも、授業がある。
などなど。
実際、塾に通ってなくても、塾に通う場合と同じくらい、
授業で忙しいのです。
しかも、そういう追加授業は
学校の教員ではなく、塾の講師を招いて対応している学校が多いんです。。
学校の先生は、平常授業だけで手がいっぱいだからです。
矛盾が、あります。
そういう塾要らずの学校には、
矛盾があります。
多くの中高一貫校は、こういいます。
「少なくとも中学生の内は塾に通わず、授業の予習復習を自分でできる習慣を身に着けてほしい」
と。
しかし、塾要らずの学校は
平常授業+塾的な授業
を受けることを推奨しているところが多いです。
「平常授業だけで大丈夫」
そう言ってくれる中高一貫校の方が頼もしいなと思えますが、
週刊誌の影響でしょうか。
塾要らずの学校をアピールする学校の方が、高評価です。
塾があるメリット。
また、
学校に行きながら、塾にも行くのは、
メリットがあるとも思えます。
- 他の刺激を受ける。
- 友人関係も、良い。
- 時間の使い方も、考えられる。
以上です。
順番に説明していきますね。
①他の刺激を受けます。
まず、
学校の友達とは違う友達とともにいることに、
大きな意味があります。
他の学校の
- 校則
- 授業内容
- 部活
- 行事
などの話が聞けます。
また、
学校とは違って、
トップクラスの学力だろうという生徒が、塾の中にはゴロゴロいるという現実も、
実感してきます。
要は、
- 「井の中の蛙」にならなくて済む。
のです。
②友だち関係も、良いです。
また、
「塾」という組織に所属することで、
学校以外の居場所ができる
というメリットもあります。
もし学校の同級生と、上手くいかなくても、
塾の友だちがいれば、精神的にも良いと思います。
これらの機能は、
「学校内の塾」では果たせません。
③時間の使い方も、考えられる。
また、
「自分の使い方も自分で決める」
という、中高生の内にやっておかなければならない訓練もできます。
「塾要らず」の学校ではない中高生は、
朝8時くらいから午後2時・3時まで、
1日の約半分を学校の教室で過ごします。
残りの時間については、
- 部活をする
- 学校以外の友だちと遊ぶ
- 塾に通う
などができます。
そういう、教室ではない場所で時間を過ごす機会が奪われるのは危険です。
今回は、塾要らずの中高一貫校について話しました。
ぜひご参考ください。
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ぜひご参加ください。