【中学受験】志望校を決めたら、やるべきことを逆算しましょう。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
一応、志望校は決めたんだけど、そこから具体的にどうすればいいかよく分からない…。
決めただけで何も変わっていない…。
という方はいませんか?
志望校を決めるのも大変かもしれませんが、
実は、それだけでは甘くて、志望校を目指している実感を作っていく必要が合格には必要です。
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 志望校を決めたら、やるべきことを逆算するべき。
という話をしています。
志望校のレベルを見ましょう。
中学受験をするということは、
いつか志望校を決めなければなりません。
完全に決めるとはしていないにしろ、
候補くらいは4,5年生の時に考えます。
しかし、志望校を決めたとはいえ、
そこで終わってしまう方が多いと感じます。
やはり、決めるだけでは終わらず、
志望校のレベルを見ておかなければいけません。
具体化です。
志望校のレベルをちゃんと見るには、
「志望校までの道のりを、とにかく具体化していく」ことが大事です。
志望校を例えば麻布だと仮定します。
難関校なので、受かるのはもちろん難しいですね。
だからといって、塾のテキストを闇雲に解いたり、とにかく過去問を解いたりしても、
受かる確率は、低いと思います。
確かに、成績は伸びるかもしれませんが、
子供はけっこう、無理してしまうと思いますし、
御三家ともなると、気合のみでは受からない場合が多いです。
細かく具体化。
志望校までの道のりを、
とにかく細かく具体化しましょう。
「麻布に向けて頑張ろう!」というだけではまだ甘いです。
麻布に受かるには、どこまで学力を上げなければいけないのか、
今何が足りないのか、とにかく細かく具体化して、現実感を出していくのです。
- 何割取れれば受かるのか。
- どんな分野が頻出か。
- どれくらいの速度で解けばいいのか。
- 塾以外で、何か入れておくべき知識はあるのか。
などなど、
思いついたものを一つずつ、しっかり見ておくと、
現実に何をするべきかが、見えてきます。
決めただけで終わりがち。
やはり、志望校は決めただけで終わってしまう方が多いですし、
対策するとはいっても、過去問を見て分析するくらいで、満足してしまう方が多いです。
合格をちゃんと目指しましょう。
確かにそれは必要ですが、
もっとできることはあるはずです。
やはり目指すのは「本番での、合格」。
合格を目指すのであれば、
どうすれば合格できて、どうしたら不合格になってしまうのか、
現状と理想を比較して、色んな要素を考えないといけません。
やるべきことが見えます。
志望校までの道のりが、細かく具体化していくと、
合格ラインと現在の子どもの「差」が明らかになってきます。
これを直視するのは辛いかもしれませんが、
大事なことです。
例えば麻布。
過去問を見ていくと、記述が多くて、
奇をてらう様な問題もある。
うちの子は、そういう工夫が必要な問題を見ると、
すぐ諦めてしまう癖がある。
そうなると、
「難問に当たっても、くじけず、解ききる力」
が今足りないと分かってきます。
逆算が大事です。
上記のように、子供と合格ラインの「差」から、
いつもの学習スタイルを修正していきましょう。
このように「逆算」をすることが、
志望校を決めた後には大事です。
もし、課題が多すぎて、何から頑張ればいいのか分からないという方は、
少しずつ進むことが大事で、「今日、何やるか」のみを決めるだけでも、十分OKです。
少しずつ、前へ。
「差」が明らかになると、やるべきことが多すぎて、
ついついまだ受験は先なのに、焦りすぎてしまうご家庭があります。
しかし、今日の明日で、
その「差」は埋まりません。
長い年月をかけて、最後の最後に「差」がゼロになればいいのです。
なので、具体化したことで出てきた課題を、
一つ一つ丁寧にクリアして、少しずつ前に進むと、先行きが見えてくると思います。
今日は、志望校を決めた後について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年1月29日
参考・引用
『中学受験に勝つ子が育つ賢い親の習慣』,松永暢史,2015