【中学受験】本当に成績が上がるのは、6年生の秋以降です。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
これまで夏休みも頑張ってきたけど、成績が上がらなくて、
入試本番に間に合うか不安…。
という方はいませんか?
これまで夏休みに頑張ってきたけど、
全然成績が上がらなくて困っている。。
しかし、
夏休みまでに成績があげられなくても、
実際入試に間に合うというケースは、多いです。
というかこれが一番「あるある」なのかもしれません。
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 本当に成績が上がるのは、秋以降。
という話をします。
是非ご覧ください。
夏はまだまだ、その場しのぎです。
正直言って、夏にする受験本番的な演習は、
結構その場しのぎのところが多いです。
まだ他人事です。
だって、6年生の夏休みは、
天王山というけれど、まだ半年くらい入試まであります。
子供は半年後の未来を見据えて行動できません。
よって、気合もあまり入っておらず、
まだまだ中学受験が他人事なのです。
難問は、させません。
夏休みはよく、
「これから受験本番にかけて頑張らせたい」
と、家庭教師のご依頼を頂くことが多いです。
そこで頼まれるなら、大抵、算数。
「入試にここが出るらしいので、どうにかしてください」
こんな風に頼まれることがあります。
復習は、模試のために、応用的なものを指導する機会はありますが、
正直それを解きこなせるのはあとなので、正直、その場しのぎ感があります。
そうして夏が終り、秋になったとしても、
応用問題の解法が、全く身に着いていないです。
人間は、忘れます。
人間は、忘れる生き物です。
それなのに、いきなり応用問題を教えて、
一発で覚えられるわけではありません。
ニュートン算とか、あんまり出ない問題だと、
応用的なことはおろか、基本的なことも忘れてしまいます。
秋以降の定着は違います。
とはいえ、
秋以降の学習の定着はけっこう違います。
理由があります。
6年の秋以降に伸びるのには、
理由がいくつかあります。
受験生は、好調、不調色々あるけれど、
今まで何とか勉強を頑張ってきました。
すると、
- 勉強に対するスタミナがついてくる。
- 受験範囲も何度か繰り返すため、慣れてくる。
現象が起きるのです。
不安と焦りが出てきます。
10月以降だと、
- 模試
- 過去問
など、結果を突き付けられる機会が多くなり、
否がおうでも受験への不安と焦りが出てきます。
その気持ちから、覚えることが忘れにくくなります。
例えるなら、
夏までの受験生の脳は、栓をせずお湯を入れ続けたバスタブです。
そして秋以降、焦り始めた受験生の脳は、栓をしめたバスタブになります。
成熟度が上がります。
学力とスタミナの蓄積。
焦りや本番に向けた朝型生活。
これらに、本人の「この学校に行きたい!」という強い気持ちがプラスされると、
秋以降、ぐんと伸びることができます。
今日は「秋以降の定着度」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年10月1日
参考・引用
『最強の中学受験』,安浪京子,2018