【中学受験】子供の「わかった」には要注意です。【学習の三段階を解説】

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

 

 

うちの子、飲み込みはいいはずなのに、
なぜか成績が上がらない…

という方はいませんか?

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

  • 子供の「わかった」には要注意!
  • 得点力アップに直結する、徹底演習とは

についてお話しします。

ぜひご覧ください。

子供の「わかった」には要注意!

本当にわかっているのか

子供が「わかった!」と言ってくれると、
教えている側は嬉しいものです。

「そっか、わかったのか!」

‥でも実際は、本当に「わかった」のかどうかは、
その時点ではわかりません。

本当に「わかった」かどうかは、
「似た問題が出た時に自力で解けるか」で測られます。

いかに先生の説明が「わかった」つもりになっても、
自力で解けるようになっていなければ意味はないのです。

学習の3フェーズとは

学習には三つのフェーズがあります。

①理解のフェーズ

一つ目は、「理解」のフェーズ。

ここでは、先生の説明を受けて、「わかった!」という実感が伴います。

「腑に落ちた」という点では大きな一歩ですが、
この時点では、まだ「実践力」はついていません。

②「問題が解けた」フェーズ

二つ目は、「問題が解けた」フェーズ。

「理解」のフェーズを踏まえた上で、
自分の力で初見問題を解きます。

「腑に落ちた」だけではなく、
実際に問題を解くことによって、
より具体的に「わかった」という感覚をつかみます。

③「得点する」フェーズ

三つ目は、「得点する」フェーズ。

ここでは、「試験」という特殊環境下において、
自分の理解を厳正な形でテストされます。

ここで自らの実力を発揮することによって、
「理解→問題を解く」フェーズを通して育ってきた知識に、
「焼き」が入ります。

「試験での得点」は、「実力とは関係がない」と思われがちです。

しかし、実際のところは、
実力のある子はしっかり点数を取っていきます。

「点数を取る力」も、
「実力」の一つなのです。

最初のフェーズで止まっていませんか

勉強が好きにも関わらず、
学校の成績が伸び悩んでいるタイプの子は、
最初の「理解」のフェーズで止まっている可能性があります。

そうした子に対しては、
「問題が解けて初めて、知識は自分のものになるんだよ」
ということを、教えてあげなければいけません。

そのためには、
徹底的な演習が必要です。

得点力アップに直結する、徹底演習

「似たような問題」を連続で解く

では、「理解」のフェーズから
「問題を解けた」フェーズに移るには、
どのような努力が必要なのでしょうか?

ここでオススメする方法は、
「似たような問題を徹底的に解かせる」というやり方です。

教科書の例題を、数値を少しだけ変形させた問題を
大量に作成し、
スラスラと解けるようになるまで繰り返すのです。

「わかった!」が「できた!」に変わる

似たような形式ですから、
慣れてくればどんな子でもやがて順応していきます。

この「模倣」のプロセスは、
「理解」というより、「適応」です。

しかし、この「適応」のプロセスを経るだけで、
最初の「理解」が本物になります。

これによって、「わかった!」が「できた!」に変わるのです。

家庭教師を活用しよう

しかし、このやり方は、
市販のテキストを使ってもなかなかできません。

お子さんによって、
「できた!」になるまでに解かなければいけない例題の数が異なるからです。

また、そこに至るまでには、
いくつかの理解のハードルをうまく越えなければいけません。

そこで、「伴走者」が必要になります。

しかし、大手の学習塾になると、
一人一人の学習のフェーズが今どこにあるのかを
的確に見極めてくれるほど親切ではありません。

そのような細かいケアを行うのは、
個別指導塾や家庭教師などです。

「わかった!」を「できた!」に変えるには、
丁寧な個別指導が必要。

ぜひ、一度ご検討してみてはいかがでしょうか?

今日は「子供の「わかった!」には要注意」について話しました。

ぜひ参考にしてください。

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2021年4月15日

 

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