【中学受験】偏差値60を超える算数の思考力は、「説明」で鍛えましょう。

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

算数は得意だけど、
なかなか偏差値60の壁を超えられない…

という方はいませんか?

中学受験の算数では、「計算力」に加えて、
「思考力」がないと、
高い成績を出すことができません。

でも、ほとんどの塾は、
テクニックを教えることに終始して、
肝心な「思考力」を育ててくれません。

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

  • 算数の思考力は、「説明」で鍛える!
  • 質問の前に、「自分の答案」を作ろう

についてお話しします。

ぜひご覧ください。

算数の思考力は「説明」で鍛える

計算力だけでは不十分です。

「うちの子、計算は得意なんだけど、
模試の大問の後ろのほうになると、白紙の答案が多くなっちゃう…」

学校の算数が得意でも、
入試の算数では点が取れない。

そんな場合、
「計算力」はあっても、「思考力」が足りていない可能性があります。

塾で教わるテクニックを駆使することで、
「解き方が決まっている問題」をテンプレート通りに解くことはできても、
そこから外れた思考力を問う問題が出た場合、
太刀打ちできなくなってしまいます。

では、思考力を養うにはどうすればよいのでしょうか?

途中式こそ大切

計算が早い子の場合、
暗算でパパっと計算を済ませて、
「答え」だけを書いて終わりにする子がいます。

「途中式を省けば省くほど、かっこいい」

もしかしたらお子さんは、
そういう美学を持っているのかもしれません…。

ところが実際には、
「自分の考えた筋道を、人にわかりやすい形で説明する」力は、
算数を極めていくうえで必須の能力です。

むしろ、偏差値が上がれば上がるほど、
「途中式をしっかり書ける能力」は大事になってくるのです。

(もちろん、一部の天才的な計算能力を持った子であれば話は別ですが。)

途中式は「説明」を書いたもの

「途中式が大事なのはわかったけど、
じゃあどうやったら書けるようになるの?」

確かに、途中式を書く習慣のない子に、
いきなり途中式を書かせようとしても、
すぐにはできません。

途中式を書くプロセスが、
とてもまどろっこしく感じられてしまうからです。

そんな場合、
「この問題、途中までどうやって考えたのか、
教えてくれない?」
と質問してみましょう。

「この式は、どういう意味?」
「この数字、どこから出てきたの?」

こうしたことを一つ一つ説明させていくうちに、
子供は自分の思考の筋を、客観的な形で追体験することになります。

(そっか。自分はこういう風に考えていたのか)

無意識な思考を自覚的に説明させることで、
子供の「思考力」は飛躍的に伸びていきます。

自分の思考を言葉で説明できるようになったら。
あとはそれを文字におこすだけです。

「教えあい」の効用

過去の記事でも述べましたが、
「生徒同士の教えあい」は、学力向上にきわめて有効です。
(※ユダヤ式学習法のエッセンスです)

これも、なぜ有効かというと、
相手に説明することで、
自分の考え方を客観的に説明する癖が身につくからなのです。

「成績はいいけど、途中式を書くのが苦手」という子には、
短時間でいいので、
勉強が苦手な子のサポートに挑戦してみることをお勧めします。

一見時間の無駄に見えるかもしれませんが、
実は「思考力」が伸びる最高のトレーニングになります。

質問の前に、「自分の答案」を作ろう

「先生、わかりません!」

家庭教師や塾で教えていると、
「先生、わかりません! 教えてください!」
としょっちゅう聞かれます。

ところが、ここで立ち止まってみてほしいのです。

その「わからない」はどんな「わからない」なのか?

自分は、いったい、どこの部分でつまずいているのか?

子供にまずそれを考えさせてから、
的確なアドバイスを与えてあげないと、
いつまでたっても自立した思考力が身に付きません。

「どこがわからないのか」がわからない子は、
いつまでたっても先生に依存したままなのです。

「わからない」のバリエーション

ある算数の問題が「わからない」とき、
途中式を書かない子は、
白紙の前でウンウンうなることになります。

そして、ただ単に「わからない」と言って、
適当に答えを書いたり、
白紙のまま提出したりして、
放り出してしまいます。

ところがそんな場合でも、
「何もかもわからない」ということはないはずです。

途中までは思考を進めてみたけど、
答えを導くところまではいかなかった、
というだけの話です。

実際には、
「式を立てるところまではわかった。でもその先がわからない」
「鶴亀算を使うところまでは分かった。でもその先がわからない」
などと、
「わからない」にはたくさんのバリエーションがあるのです。

ところが、途中式を書かない子の場合、
そのバリエーションを無視して、
「正解か、不正解か」のオール・オア・ナッシングで判断してしまうことになるのです。

下手でもいい

難しい問題を解けるようになりたい子には、
まず、「下手でもいいから自分の答案を作ってみよう」とアドバイスしています。

「わからない! だから適当に答え書いちゃえ!」
「わからない! 答え見ちゃえ!」

こういう勉強の仕方では、
いつまでたっても思考力が身につかないのです。

下手でもいいので、自分の答案を作ってみましょう。

答案とは、「途中式」のことです。

答えを導けなくてもいい、
とにかく
「自分の思考の爪痕」を残すのです。

その上で、解説を確認します。

そうすると、
今までは「あー、間違ってた」とバツをつけるだけだったのが、
「あ、ここまでは合ってたけど、この考えが足りなかったから、答えが出なかったんだ」
という建設的な態度に変わります。

実際、中ぐらいの難易度の問題で「間違っていた」回答の多くは、
「ケアレスミス」による間違いが圧倒的に多いです。

途中式をしっかり書くことで、
見直しの時にケアレスミスに気付くことができます。

とにかく、途中式を書くこと。
自分の思考の筋道を、他人にわかりやすく説明すること。

この考え方は、今はやりのプログラミング学習にも通じる考え方ですし、
社会に出てからも役立つ普遍的な人間力にも直結しています。

 

今日は「偏差値60を超える算数の『思考力』の鍛え方」について話しました。

ぜひ参考にしてください。

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2021年3月29日

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