【中学受験】卒業生から聞いてみた。関西難関校(灘・四天王寺・甲陽)、それぞれの特徴とは?
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
中学受験で関西の中学校に行かせたいと思っているけど、
学校の特徴がまだあまり分からない…
そんな方はいませんか?
現在、コロナウイルスの影響で、
学校説明会などに行きにくい時期ですね。
そこで、昔教えていた生徒で
- 灘
- 四天王寺
- 甲陽
に行っていた生徒から、各校の特徴を聞きました。
今回は、中学受験に10年以上携わってきた、
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 関西の難関中学(灘・四天王寺・甲陽)の特徴
について話します。
是非ご覧ください。
灘中学校
まずは灘中学校。
2018年卒の、東京大学文化一類3年生の生徒から聞きました。
文化祭がすごい。
その子が灘中学を志望した理由は、
- 文化祭
でした。
- 部活ごとにつくった高クオリティのゲーム
- 鉄研のジオラマ
- 数学研究部の研究発表
といった、
濃い内容の展示が行われます。
流石、最難関校。
どれもクオリティが高く、アカデミックな雰囲気を感じます。
部活が熱心。
いざ入学するも、勉強一筋の人は少なく、
「部活熱心」
な人が多い様子。
部活だけでなく、趣味に没頭する人もいました。
その幅はとても広く、
- プログラミングで賞を取って、ホワイトハッカーとして活動している人
- 数学オリンピックにチャレンジしている人
- 戦地の遺骨収集プロジェクトに参加している人
こんな人もいました。
先生もその活動も応援してくれています。
先生の方からもちかけられることも。
先生のレベルが高い
勉強においては、
先生のレベルが高いです。
研究の世界にいた方が多かったので、流石灘、と言ってもいいでしょう。
例えば数学の先生は
問題集の解答よりも美しい、手順の少ない解法で問題を披露していました。
生徒も生徒で授業後、みんなで、
- 「これ、どうやって解いた?」
- 「こうやった方がもっと綺麗に解ける」
なんて話しています。
受験準備は、高2から。
本格的に受験準備に入るのは、
高2ころが多いです。
とはいえ、
ずっと東大A判定の天才タイプの子がいるので、
もっと遅い子もいます。
最近は、海外大学に進学する人も出てきました。
中には、ハーバードやイェール大にいう人も…!
四天王寺中学
次に、四天王寺中学です。
2016年卒、東京大学理科二類卒業生から聞きました。
医学に強いイメージ。
四天王寺高校は、
関西では、
- 医学部に強い
そんなイメージがある学校。
実際、その子がいた期は、1学年12クラスのうち、
- 文系が4クラス
- 理系が8クラス
の割合で、理系クラスの3割程度が医学部志望でした。
「医学コース」なるものは当時はありませんでしたが、
その道に進むつもりの生徒が多かったです。
面倒見のいい教育。
教育は面倒見のいい学校です。
- 毎週行われる英語の小テスト
- ガッツリ記述式の国・数のテスト
- 丁寧な添削
などなど、先生の指導はしっかりしています。
それ以外にも、
- iNOTE
という、 読書記録や講演会の感想、自分の意見などを書くノートがあり、
小論文を書く練習にもなりました。
学校と塾の両立
宿題も大変でしたが、
以外にも多くの子が塾に通っていました。
学校と塾の両立をしっかりできている生徒です。
ちなみに、医学部志望の子たちは不合格になっても、
70%くらいが浪人を選択して再チャレンジしていました。
ハードな勉強ですが、くらいついていけば、
しっかりいい大学に進学できる学校です。
甲陽学院
最後に、甲陽学院です。
2017年卒東京大学文化一類の生徒に聞きました。
中高で、雰囲気違う。
甲陽学園は、
- 中学と高校で、雰囲気が違う
のが、特徴です。
- 中学→制服、携帯禁止、持ち物検査
- 高校→校則ほぼなし、宿題ほぼなし
こんな感じ。
そもそも中高で校舎も最寄り駅も違うんです。
一般的な中高一貫校とは違うかもしれません。
中学で勉強リズムやルールを教え、高校で独り立ちさせるイメージですね。
受験は高3の10月から。
受験本格モードに入るのが、
高3の10月からです。文化祭が終わって、受験へ目が行きます。
90%の生徒が塾に通っています。
合格は塾のおかげという人もいますが、
授業の質もけっこういいと思います。
また、多くの生徒の目標は国立トップ大学なので、
浪人する人も比較的多いです。
是非参考にしてみてください!
今日の記事を終わります。
記事公開日 2020年5月3日
記事更新日 2020年5月5日