中学受験で失敗しても大丈夫。公立中学に入学するメリットは、確かにあります【私立より、強く育ちます】

こんにちは。

中学受験をされる保護者の方は、
そろそろ受験が終わってきて、各校の合否が発表されてきたころだと思います。

そんな中、
無事、志望校に合格された方は良かったですが、

もちろん、落ちてしまった子もいます。

中学受験に落ちて、公立の中学に行く場合、
悔しい思いでいっぱいだと思います。

しかし、
公立中学にも、それはそれで魅力はあります。

もし私立中学に行ったからと言って、
そのままエスカレーター式に成功できるとは限りません。

社会に入ってみれば、
中学受験で失敗して、公立に入った経験を持っている人の方が、
中学受験に成功している人よりずっと仕事ができている印象もあります。

なぜか?

公立中学には、公立中学ならではの、私立にはない魅力が確かにあるのです。

そこで今回は、中学受験業界に10年以上携わってきた、
プロ家庭教師Edenの居村が、

  • 私立にはない、公立中学の魅力

について話します。

2つあります。

私立にはない公立中学の魅力は、
大きいもので、2つあると思います。

  1. 強く成長できる。
  2. 「異質」を体験できる。

この2つです。

順番に説明していきますね。

①強く成長できる。

closeup photography of plant on ground

一つ目は、
「強く成長できる」こと。

私立の生徒より、公立の生徒の方が、
精神的に強く成長できるでしょう。

確かに私立、面倒見は良いです。

私立だって、もちろんいいところだと思います。

一番には、
面倒見が、いいのです。

まず、私立の先生は、公立のように、
しょっちゅう異動がありません。

なので、長い目で子供の成長を見守ってくれます。
学力と学校生活、両方です。

特に学力レベル。
偏差値50~60くらいのいわゆる中堅校は、
志望校別授業、習熟度別指導、進路指導
などなど、しっかりしたものが行われて、非情に懇切丁寧です。

生活面でも、
入学と同時にオリエンテーションなどが行われ、
保護者の様々な問い合わせにも、早め早めで対応してくれるのが私立の良いところです。

多分こういう所は、
学校説明会で、よく話されますよね。

確かにこういうところ、安心感があると思います。

諸刃の剣です。

しかしこういった、
ゆりかご的な面倒見の良さは、
正直、諸刃の剣です。

面倒見が良すぎて高校を卒業するころには、
ヤワな人間になってしまいがちです。

大学に入っても、推薦入学で入った人は、
そこから単位を落としたり、何か問題を起こしたりと、
あまり伸びません。

公立では、たくましく。

一方公立では、私立ほどのケアがありませんが、
その分、精神的にたくましく育つ子供が多いです。

中高生は、多感な時期。
成功、挫折、全ての体験が、子供の成長に繋げられます。

特に大事なのは、失敗や、挫折。

子供が壁にぶつかっている時。

それを親は知りながらも、
あえて手を出さずに見守ることが必要となるときは、多くあります。

公立では、そういう教育も、可能です。

しかし、私立の、
あまりにも面倒見がいい、ゆりかご的な環境に居ると、
親は子供の葛藤を見守ろうとしても、先生が勝手に不要な手を差し伸べることが多いです。

子供が自立的にたくましてく育つという面においては、
公立の方が、いい環境と言えます。

②「異質」を体験できる。

man holding luggage photo

二つ目の公立中学のメリットは、
「異質を体験できる」
ことです。

私立は、似た者同士。

まず簡単に言うと、私立の生徒は、
「似た者同士」です。

その学校の教育理念に共感して、志望校に選択し、
学力も、もちろん同じくらいですし、
おそらく学費の関係で、親御さんの年収も似ているでしょう。

なので、
私立に似たものが集まるのは、当たり前なのです。

そういう、同質な集まりでは、
生活や行動週間、性格も、どことなく、似ています。

学校側としても、そういう同質な子が集まったのは、
学校のカラーとして売り出せるので、得していると思います。

確かに、安心です。

また、そのような環境に子供を入れたい、入れたかったという
保護者の方もいるでしょう。

似たものが集まると、
トラブルや軋轢がなさそうですよね。

失われるものが、あります。

しかし、
このような同質性による安心感を得る代わりに、
失われるものは、確かにあります。

それは、
「異質な環境にもまれる経験」
です。

「異質」で人間は、心動きます。

異質なもの、例えば

  • 初めて経験したこと。
  • 初めて聞いた考え
  • 今まで知らなかった文化
  • 出会ったことがないようなタイプの人。

に出会った時、人間は、心が動きます。

「異質」が成長させる。

公立の生徒は、色々な子がいます。
「住んでる場所が近く」
ということのみが、共通点。それ以外は、ごっちゃです。

もちろん、そういう環境では、
喧嘩したりと、トラブルが起こり得ますが、
その「異質」との出会いが、自分の価値観や世界観、考え方を大きくします。

海外に行って、価値観が変わったという人がよくいますが、
それと同じようなことです。

同質では、立ち行かない時がある。

同質の中でいるよりも、
異質なものにもまれて生きている人の方が、強く生きていけるケースが多いです。

確かに、
自分と似ているタイプの友人との付き合いは、
子供にとっても、安心感がありますよね。

学校生活における「グループ」だって、
「俺ら(私達)似てるよね」
という暗黙の了解のもと、生まれています。

それはそれで、大事な友だちがいることなので、
問題はなく、いい事だと思います。

しかし、
その似た者同士の感覚だけで
社会を生きていけません。

むしろ、
価値観が違う人と対立したり、一緒に仕事をさせられたり、
そういうことの方が、多くなってきます。

時には理不尽な事件や、いじめもあり、
それらを解決しなけらばいけないケースもあります。

しかし、
似た者同士の中でずっと過ごしてきた人の中では、
自分と合わない相手や社会に、背を向けてしまうタイプがけっこういます。

  • 「あの人は私と会わない」
  • 「あの会社は自分に向いてない」

などなど、すぐに切り捨ててしまいます。

もちろん、人や会社から逃げるべき時もありますが、
「そうやって逃げるの、多すぎ…」
と言いたい人もいます。

似た者同士のなかで育つよりも、
異質なものにもまれて、たくましく育つ。

こういう考えをしてみれば、
子供も親も、少しは前を向けるのではないのでしょうか。

今日の記事は終わりです。


記事公開日・最終更新日 2020年2月4日

参考・引用
高濱正伸『危ない中学受験』2014

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