【中学受験】志望校決定は、偏差値より大学進学実績を重視しましょう。【浪人数と、GMARCHを見ます】

こんにちは。

中学受験をされる小学5、6年生を持つ保護者の方は、

「うちの子の、第一志望、どこにしよう…」

と悩まれていませんか?

そんな時、皆さんが最も気にする項目のうちの一つが、
「偏差値」
でしょう。

しかし、偏差値
これをこのまま鵜呑みにするのは、あまりにも危険です。
偏差値よりも、大学の進学実績を見るべきです。

そこで今回は、
プロ家庭教師Edenの居村が、

  • 志望校を決める際に、偏差値より、大学の進学実績を見るべき理由
  • 大学進学実績のどこを見ればいいか

について、話します。

偏差値よりも、大学進学実績。

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ぜひ、志望校、特に第一志望は、

偏差値よりも、大学進学実績で、選んだ方が良いです。

入口よりも、出口を見て選びましょう。

偏差値は変わります。

なぜでしょう?

偏差値は、
「入口の難しさ」
で測られます。

つまり、入学時の難易度によって変わるのです。

しかし大学の進学実績は、
「出口」
つまり卒業時の優秀さが計られますよね。

入った時によくても、卒業するときにはあんまり…
と言う事態は、なるべく避けたいところですよね。

大分、リンクしてます。

もちろん、
偏差値と大学進学実績、

この二つはある程度比例していますので、
偏差値を重視して選ぶ=大学進学実績を重視して選ぶ。
になりがちです。

しかし、
同じくらいの偏差値の2校で迷ったら、
卒業時にどうか?
つまり、大学進学実績を見るべきですね。

とはいえ、
志望校が発信している大学の進学実績を、
そのまま鵜呑みにするのも、危険です。

ではいったい、大学進学実績の、
どこを見ればいいのでしょうか?

2つあります。

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大学進学の実績といっても、どこを見ればいいのでしょうか?

これには2つあります。

  1. 大学への現役合格率をチェックする。
  2. 「GMARCH」

以上です。

順番に、説明していきますね。

①現役合格率。

まず、現役合格率。

いくら東大や早慶への合格者が多くても、

浪人の比率が高い学校は、正直避けたいものです。
お金もかかりますしね。

大学の進学実績には、浪人している人のも含んでいる場合も多々あるので、
気を付けていきたいところ。

現役の合格率は、
市販の中学受験ガイドや、大手の塾が出している資料で確認できます。

志望校の候補として挙がっている学校の、数年間のデータは、
頭に入れておきたいですね。

とはいえ、浪人が多い学校と言うのは、
自由度が高く、
生徒は中高6年間、一度しかない青春を精いっぱい楽しめるという良さもあるので、
浪人覚悟で通わせるのも、アリだと思います♪

②GMARCH。

二つ目、「GMARCH」の合格者をチェック。

これが最も大事です。

「GMARCH」とは、
私立大の難易度で、早稲田、慶応に次ぐ、6つの学校。
「学習院、明治、青山、立教、中央、法政」
のことです。頭文字をとって、「GMARCH」というわけです。

これは関西で言うなら、
「関関同立」
「関西、関西学院、同志社、立命館」
ですね。

これらの学校の、合格者数を、まず見るべきです。

GMARCHは、伸びる証拠。

なぜ、こうした大学の合格者数が重要なのか。

それは、学習面で、
生徒のためになる施策を始めた学校は、

まず、
「GMARCH」
の合格者が増えるからです。

そして数年経てば、
早慶の合格実績も伸び、

さらには、東大京大などの日本トップ校の、
合格者も増え始めます。

つまり、
「GMARCH」の合格者が増えている学校は、
これから伸びてくる学校。
ということです。

タイムラグがあるのです。

というのも、
やはり学習の施策を始めてから成果が出るには、
タイムラグがあるのです。

そこで、アメリカの経済学者、
ミルトン・フリードマンの学説「3つのラグ」
を紹介します。

3つのラグ

  • 認識のラグ=今のままではいけないと認識するまでに時間がかかる。
  • 実行のラグ=認識はしたが、実行に移すまでに時間を要する。
  • 効果のラグ=実行した結果が現れるまでに一定の時間がかかる。

これは、経済でもなく、学校の経営も同じです。

学校側が、
「東大、京大、早慶の進学実績を上げるために、策をうとう」
と思っても、実行し、結果が出るまでタイムラグがあるのです。

そして逆を言えば、
「GMARCH」クラスの合格者が増えているということは、
その施策が成功している証拠であり、

数年後は、ホントに、
早慶、東大京大の進学者も増えている可能性が高いということです。

大事なのは勢いです。

現在、難易度的にはそこまででもない中堅以下の学校でも、
徐々に進学実績を上げている学校には、勢いがあります。
また、時代に合わせていく柔軟性もあります。

しかし、
大学進学実績がとても良くても、改革を怠り、伝統だけにあぐらをかいている学校は、
徐々に実績も落ちてきます。
今入学できても、卒業時、6年後、どうなっているか分かりません。

なので、
無理をして、東大や早慶に多くの合格者を出している学校に行かせるよりも、
「GMARCH」クラスの大学に合格者が増えている学校に行かせてみるのも
アリだと思うのです。

今日の記事は終わりです。

お知らせです。

記事公開日・最終更新日 2019年1月28日

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