【中学受験】受験スタートの4月。「なんとなく受験」はNGです。
こんにちは。
小学4年生のお子様を持つ保護者の方で、
今年からうちの子に中学受験をさせようと思っている。
という方はいませんか?
中学受験を本格的にスタートする前に、
一つ、気にしておきたいことがあります。
それは、
「受験の動機」
「何となく受験」では、
後々いろいろと困ることがあります。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- してはいけない「何となく受験」
について話します。
是非ご覧ください。
なんとなく受験はNGです。
今日の結論。
何となく受験はNG
です。
受験をする理由って何?
中学受験をさせる保護者の方々で、
受験をする理由って何か考えたことありますよね。
- 「難関大学に進ませるには私立の中高一貫校が断然有利だから」
- 「自分たちも私立中学校に進学したから」
- 「○○中学校に行かせたいから」
- 「周りがみんな受験するから」
- 「うちの子が公立での勉強にもの思い を感じているから」
- 「友だちからいじめにあっているので、その関係も断ち切らせてやりたい」
などなど。
理由は家庭によっていろいろあると思います。
最近増えてる「何となく受験」
とはいえ最近は、
あまり理由もなく受験をさせる「何となく受験」
が増えています。
一昔前の中学受験は
- 「○○中がいいから」という明確な動機
がありました。
今もこれが多数派です。
しかし、
- 私立ならどこでもいいやと、お金を考えず受けまくったパターン。
- 学校訪問に一度も行かずに受けたパターン。
などなど、
また、
- 学力診断のつもりで受けさせた。
- 子供に自信をつけさせたかった。
まるで、
- 体験のつもりでがっつり受験の世界に足を踏み入れた
様に思えるパターンがありました。
その結果…
その結果、
ヤフー知恵袋などのネット掲示板に、
- まさか行くとは思ってもいなかった学校だから、入学金を払うか迷っている。
- 第3志望の○○校と第4志望の××校、どっちがいいか。
- 受かったのは第5志望の偏差値35の所。公立に進ませて後でリベンジさせた方が良い?」
などなど、
悩みが書き連なっています。
普通、塾や家庭教師に相談することを、
わざわざ受験後、学校に出向いて、
「あそことここ、両方受かったのだが、どっちにしたらいいのか」
と、真面目に尋ねる人もいるそうです。
スタートで、決めたいところです。
やはり受験をする、
小学生4年生のスタートで、
- どういう校風に入れたいのか。
- どういう風に成長させたいのか。
などなど、
- 教育の指針。
を詰めておきたいところ。
これをしていないと、
手続き段階になって決められない保護者が続出するのです。
もちろん、
受験の理由は何であってもかまいません。
けれども、
中学受験は新4年生(3年生の2月)くらいからスタートする
数年間におよぶ長期戦です。
「なんとなく」では、
その戦いに親子ともどもやっていくのはけっこうきついです。。
目的は「大学進学」だけではない
最近は特に、目標があるとしても、
- 有名大学への合格率
- 偏差値の高低
などで学校選択をする家庭が増えています。
確かにそれは、いい大学へ、有名企業へ…と、
「人生の勝ち組」への確実な道に一見思えます。
しかし…
しかし、目的が進学だけだと、
受験はつまらないものになります。
- その学校にしかできないような教育
- 中高の6年間で、出会う人たち
- 将来の夢を考える
こういうものも大事な目的であってほしいです。
大人になってから、
昔のことを振り返ってみて、
- 「小学校時代に勉強しかできなかった」
- 「中高6年間も大学進学が一番だった」
- 「部活も趣味もこれといってやりきれなかった」
こういう風になる人もいますが、
あまりおすすめしません。
話し合ってみましょう。
本格的に中学受験に入る前に、
- 子供はどんなことが好きか。
- 何に興味があるか。
- 何になりたいのか。
小学生とはいえ、一つの人格を持った存在だと考え、
この機会に話し合ってみましょう。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年4月8日
参考・引用
安田理『中学受験 ママへの個別指導』2008