【中学受験】9歳以前と9歳以後で、勉強法が変わります。【脳の発達に、合わせます】
こんにちは。
中学受験をされるお子様の方を持つ保護者の方で
8~10歳の子供がいる
の方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 9歳以前と9歳以後で変わる勉強法
について話します。
是非ご覧ください。
「9歳の壁」があります。
教育業界に言われるのは、
「9歳の壁」
があることです。
この壁が、9歳以前と以後で勉強法で変わる理由です。
「9歳の壁」って何?
「9歳の壁」とは、
- 9歳のころに、
思考(記憶)方法が変化することを指している言葉
です。
- 9歳以前は、暗記で解決する、単純な思考がメイン。
- 9歳以後は、因果関係を考えたりと、抽象思考が登場してくる。
かんたんに言うと、
こういう成長のことです。
学校の勉強カリキュラムも大体、
この成長に、従っています。
単純思考から抽象思考へと成長していく時期が、
だいたい9歳ごろと言われており、
だから
「9歳の壁」
と言われているのです。
※個人差があります。
もちろん個人差があります。
「9歳の壁」は、
10歳で超える子や、8歳で超える子もいます。
個人差があるものの、どの子もきちんと超えて
この壁を越えていきますから、ご安心ください。
なので、成長が遅いからといって、
子どもを叱るのはNGです。
また、早期教育をしたからといって、
「9歳の壁」を早く越えられるというわけでもありません。
「壁」の前と後で、変わります。
そして、この壁を超える、超えないで、
おすすめする勉強方法は、変わっています。
9歳以前は…
「9歳の壁」を越える前は、暗記系。
子どもの脳は発達が十分ではなく、
思考回路が単純であると言われています。
少し思い出してみてください。
1~5歳くらいの子どもは、
ものすごい勢いで言葉を覚えていきましたよね。
これは、
単語の意味を理解して覚えたり、
文法を身につけたりして話しているのではありません。
お母さんやお父さんが話している言葉を、
ひたすら丸暗記しているだけなのです。
なので一般的には、
9番目の壁を超える以前は、
知的なレベルがまだ低いので、
見たり聞いたりしたことが意味わからずとも、
暗記力が高いので、
それを活かした勉強がおすすめです。
- なるべくおしゃべりをしたり、正確な日本語を聞かせる。
- テレビでもバラエティ番組よりは、ニュース番組を見せるべき。
です。
他にも
- 地名や植物の名前。
- 英語などの語学の勉強。
もおすすめです。
9歳以後は…
9歳以後は、抽象思考が発達してきます。
一方、単純な暗記力は減っていきます。
体験や知識をひもづけながら記憶するようになるので、
推測したり、理解したりといった、
高度な思考ができるようになります。
そのため、
がっつりな受験勉強がおすすめです。
- 算数の文章題
- 図形の複雑な問題
- 国語の文章読解
などなど。
単純思考と抽象思考。9歳以前と9歳以後。
子どもの発達には、この2段階があることを理解し、
勉強方法や内容を考えてみましょう♪
是非参考にしてください。
今日の記事は終わりです。
お知らせです。
記事公開日 2020年3月20日
最終更新日 2020年3月20日
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