【中学受験】思春期に入った女の子に、親はどう対応すればいい?
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
うちの子、女の子なんだけど、思春期に入って反抗的になったりして、困っている…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 女の子の思春期
について話します。
是非ご覧ください。
5、6年生になると、「思春期」に入ります。
5、6年生の女子ともなると、
お母さんと対等の口をきくようになる子も出てきます。
異性やおしゃれに関心が向き、
同性の友だちとの関係が難しくなる年頃です。
「思春期」、に入ります。
そして、受験の大事な時期に、思春期や反抗期と重なりやすいのは、
男子よりも女子のほうでしょう。
男子は中2くらいに来ますが、
女子は精神的な成長が男子より早いので、思春期が早めに来ます。
思春期に入る特徴。
6年生を担当していると、
「この子、そろそろ思春期、反抗期に入るかな」
というのがわかります。
例えばこういう変化。
- いままで言っていた冗談に笑わなくなる。
- 話しかけても返ってくる言葉数が少なくなる。
- 特定の仲間としか話をしなくなる。
- 男子と距離を置き、ときにバカにした言動をとる。
- 持ち物が中高生っぽくなる。
- お母さんのことを「あの人」と呼ぶ。
などです。
↑の例で共通して言えることは、
以前にも増して理屈っぽくなり、
お母さんの言うことをなかなかきかなくなる、ということです。
こういう時期に入ると、子供は思春期、反抗期に入り、
親としても、子どもとの接し方に苦労します。
もちろん、来るのは分かっていたとなっても、
長男長女の反抗期は、けっこう戸惑います。
「思春期」の良い面、悪い面。
そうなると、親子が受験に対する意見が違う時も多々あると思います。
何かにつけて自分の意思をはっきりと言うようになり、
自分の意見を通したいという願望が強くなります。
自立しているのは良い面。
しかし、逆に考えると、思春期、反抗期というのは、
「自分で判断し、行動したい」
という自立した状態になっているので、
上手に子どもの意思を尊重しつつ、必要なことは伝え、
裏方として応援してあげれば、いい方向に導くことができます。
悪い面も、もちろんあります。
ただ心配なことも、たくさんあります。
- 勉強以外に関心が向きすぎる。
- トラブルに巻きこまれたりする。
- アイドルにはまり、テレビやビデオ、雑誌などをみていて勉強時間が少なくなる。
- いじめで精神的に不安定になり、勉強に手がつかなくなる。
などです。
こうしたことが進むと、
悪い意味で、成績にも表れてきます。
特にいじめなどの、人間関係の問題は親も気がつかず、
かなり深刻な状態になってから発覚するケースもあります。
これは要注意です。
人生の先輩・後輩の関係を作りましょう。
同性どうしである母と娘の場合、特に注意が必要です。
お母さんが上から目線で意見を押しつけると、
娘の方は反抗心が増し、大切なことを話さなくなってしまうからです。。
そうならないためにも、
「女どうしだからわかることもあるからなんでも相談してね。
お母さんも小学生のときいろいろ悩んだから」
というような
人生の先輩・後輩のような関係
を日常のなかで作れていれば、トラブルの予防にもなります。
第三者を用意するのもあり。
また、親子の間ではなく、
第三者で勉強を教えてもらう存在、かつ勉強の不安を聞いてもらう様な存在を用意するのもありです。
そういう存在があると、
子供も親の不満などを吐き出しやすいです。
また、そういう存在が勉強を教えると、
子供は素直に聞きます。
それは家庭教師でもいいですし、
他にも兄弟とか、親戚の知り合いとか、誰でもいいと思います。
最後に、参考記事をのせておきますね。
【中学受験】母親が女の子を教育するために知っておくべき3つのこと。
今日は、女の子の反抗期について話しました。
今日の記事は終わりです。
お知らせです。
記事公開日 最終更新日 2021年2月23日
参考図書
松島伸浩『中学受験 親の関わり方大全』2017