【中学受験】睡眠時間を多くしたら、成績が上がりました【理由を解説】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
勉強が忙しく、子供に十分な睡眠をとらせてあげられていないかもしれない…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 中学受験における「睡眠」
について話します。
是非ご覧ください。
寝たら成績が上がる…?!
普通に考えたらよく分からないかもしれませんが、
「寝たら、成績が上がる」というケースは、たまに受験業界に出てきます。
ずっと寝ていたが…。
昨年度、担当していた生徒で、
12月ごろにインフルエンザにかかってしまった子がいました。
もちろん勉強は全部ストップ。
第一志望には受かりそうだったのですが、直前期にこうなってしまったら、
落ちるかもしれないと、本人はかなり不安に思っていました。
そして5日くらいずっと寝ていたあと、
失った時間を取り返そうと、勉強を再開しました。
するとなぜか、インフル前よりも過去問の成績が如実に上がっていたのです。
それも何回も連続で。言っても直らなかった計算ミスもなくなっています。
「多分受かるかな…」くらいの実力から、
「余裕で受かる」段階に変わり、無事受かりました。
この出来事は、けっこう驚きでした。
記憶が整理されます。
しかし、調べてみるとどうやら、
インフル後に成績が上がるケースは珍しいものではないのです。
なぜか?
それは、睡眠が記憶の定着につながるからです。
子供は寝ている間(ノンレム睡眠)に、日中勉強した内容を、頭の中で整理されます。
短期記憶から、長期記憶にここで変わるのです。
なので、今まであまり睡眠ができていなかった子が、
風邪で寝込んだりすると、溜めていた記憶の定着が一気におきるというわけです。
睡眠と学習はセットです。
こう考えると、睡眠と学習はセットと考えられます。
よく、受験間近や学年の変わり目など、
睡眠時間を削って勉強してしまいがちですが、それは非常におすすめしません。
休憩も大事です。
睡眠と同様に、「休憩」も受験には大事です。
一生懸命学習していく間に休憩があるからこそ、長期的に学習を続けていくことができます。
しかし…。
しかし、「たくさん時間ができてから休憩させよう」
と思われている保護者の方が多いです。
「休憩=サボり」という概念が、
少なからず頭の中にあるようです。
もちろん目の前の宿題や、予習復習をさせないとという気持ちは分かります。
勉強は頑張れば頑張るほど成績が上がるというのも、確かに真実です。
とはいえ、必須です。
とはいえ、休憩は中学受験に必須です。
しっかり間に休憩を挟まないと、
3年間もの戦いを、乗り切ることができません。
4、5年ならそれでいけるかもしれませんが、
6年生になってバーンアウトしてしまいます。
学習の予定表を組むときも、
勉強の間に必ず休憩は入れましょう。
休憩の種類があります。
ただ、一口に休憩っていっても、
様々な種類があります。
やってはいけない休憩法は、スマホをいじることです。
【中学受験】休憩中に、スマホをいじってはいけません【脳が、逆に疲れます】
ただただボーっとするのもありですが、
おすすめなのはやはり、会話して笑ったり、ちょっと体を動かすことです。
【中学受験】休憩前に3つの質問をすると、勉強効率が上がります。
休憩と学習もセット。
上記に睡眠についても述べましたが、
休憩と学習も、セットと考えましょう。
とはいえやはり、この考えは教育界に根付いていないようにも思います。
「休憩はしようね」と口ではいいながら、
翌週には「宿題を早く終わらせなさい」と違うことを言っています。
きちんと休憩をとるのも、実は結構難しいのです。
どうしても勉強の遅れがおきてしまうと思ったり、勇気がいることです。
ですがやはり、まだ受験間近ではない時は、
2週に1度くらいは、勉強から離れられる日を作るのがおすすめです。
スケジュールに工夫を。
また、1週間をフルに勉強に使って生活を回していると、
学年が上がって勉強量が増える時に、余裕がなくなってやっていけなくなります。
やはり小6になっても1週間に半日くらいを勉強以外の時間にしておくと、
急なアクシデントにも、上手く対応できるというものです。
そのためにも、日々の学習予定を、工夫して、
上手いこと勉強と休憩をしていく必要があります。
https://eden-kobetu.com/2020/08/17/keikakudaitai/
今日は、睡眠と休憩について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年2月7日
参考・引用
『もう悩まない中学受験 成績アップと合格をかなえるコツとわざ』,小川大介,2017
“【中学受験】睡眠時間を多くしたら、成績が上がりました【理由を解説】” に対して1件のコメントがあります。