【中学受験】算数の問題演習には、ストップウォッチを使いましょう。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、算数の問題をたくさん解いているけど、
中々成績が上がらない…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 算数の問題演習には、ストップウォッチを使うべき理由
について話します。
是非ご覧ください。
ストップウォッチを使いましょう。
やはり、算数の問題をたくさんといても偏差値が上がらない子の特徴として、
ストップウォッチを使っていないということがあげられます。
解いてもできない人がいます。
どの年にも、大体、算数に時間をかけてもかけても、
点数が上がらない子がいます。
基礎レベルができていない子はもちろんなのですが、
基礎がしっかりできていても、そこから先、応用問題となると、
全くできていない場合があります。
マイペースな子は注意。
やはり、そういう方は、
時間をあまり考えずに学習に取り組んでいます。
特にマイペースな子は注意です。
マイペースを保って、1問1問しっかり取り組んでいくと、
いざ本番、試験の時に、時間が足りなくて、焦ってしまいます。
一見頭がよくて、難関校の問題も正解できちゃうような子も、
テストとなると、時間がないことで、偏差値が低く出る子もいます。
ストップウォッチを使いましょう。
ここで使うべきは、
ストップウォッチです。
ストップウォッチで時間を区切って学習しましょう。
別に、小問1問ごとでも、大問1問ごとでも、1ページごとでも、何でも構いません。
解いたら、そこまで何分かかったか、
ストップウォッチを見て、確認したり、問題集の端にメモしたりします。
これだけで、大分変ってくると思うのです。
ストップウォッチの効果
算数の学習時にストップウォッチを使うのに、
2つの効果があります。
- 時間間隔が鋭くなる。
- ゲーム感覚で解ける。
の2点です。
順番に話しますね。
1.時間感覚が鋭くなる。
1つ目はこれ
「時間間隔が鋭くなる」ことです。
例えば、1つの問題に、30分かかるとしましょう。
もしこの問題に、ストップウォッチを使わなかったら、
解いたあとには、
- 「ちょっと疲れたなぁ」
- 「もうちょい短めに解けるといいなぁ」
くらいの感想で、次の問題にいきます。
これくらいの感想では、
速く正確に解こうという意識が生まれません。
とはいえ、ストップウォッチを使って
「30分」という時間をまざまざと見ると、
もう少し速く解こうと、強い気持ちが生まれます。
こういう風に勉強していくと、
時間間隔が鋭くなり、
速く解ける上に、今何分くらいその問題に時間をかけているか、
何となく肌感覚で分かってくるのです。
1時間弱の入試本番では、
この感覚を持つことが、かなり有利です。
2.ゲーム感覚で取り組める。
2つ目は、ゲーム感覚で取り組めることです。
よく、中学生などにも、計算練習のプリントを渡すと、
誰が一番速く終わらせられるかと、競争したりしています。
このように、時間を計るというのは、
「ゲーム感覚」につながるのです。
ゲーム感覚を持つと、
楽しく、また、適度な緊張感があるので、伸びも速いのです。
今日は、3年生までやるべき「計算」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年12月26日
参考・引用
『中学受験を成功させる算数の戦略的学習法』,熊野孝哉,2019