【中学受験】算数の問題解説を、精読すべき2つの理由を話します。

 

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

うちの子、算数の問題をたくさん解いてるけど、
中々成績が上がらない…。

と、お困りの方はいませんか?

 

そんな子におすすめしたいのは、
算数の問題解説の、「精読」です。

 

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

 

  • 算数の問題解説の精読がおすすめ。
  • その2つの理由。

について話します。

是非ご覧ください。

 

算数の解説は、精読しましょう。

person holding pile of books

 

問題の解説を暗記するほど読むことは、
よく、大学受験の数学で使われる勉強法です。

特に文系の生徒ですと、いちいち解くより、解法を暗記する方が、
早く成績が上がるということです。

 

中学受験でも有効です。

中学受験の世界だと、あまりそういうことは言われないのですが、
解説を暗記するほど読むことは、中学受験でもかなり有効的だと思います。

 

特に、偏差値の高い学校を受ける生徒達は、
普段の学習と並行して、解説を精読して暗記してしまうと、
得点力が急に上がったりします。

 

解法を、頭に入れます。

どういう風に精読するかというと、

ただ、問題解説をちゃんと頭で理解しながら読み、
同時に暗記するみたいに、頭に入れていくのです。

 

挽回のチャンスです。

これは、難関校を目指しているけど、
まだ応用力がないという子には、挽回のチャンスになり得ます。

 

勉強の時間を増やしても、他の子も頑張っているので中々突き抜けられないなか、
この時間効率がいい勉強法なら、合格の偏差値に届くかもしれません。

 

 

2つのメリットは?

two books on the bench

 

次に、算数の問題の解説を精読する、
2つのメリットについて話します。

 

  1. 知識がつく。
  2. 時間効率が良い。

の2つ。順番に話します。

 

1.知識がつく。

まずは、知識がつくこと。

 

やはり、実際の算数の試験では、
「知識として頭の中にある解法の量」が、キーになってきます。

 

解法がたくさんあれば受かるというわけではないのですが、
やはりこれが少ないと、解ける問題の量も減ってきます。
そもそも何から手を付けたらいいか分からない問題ばかりになってしまいます。

 

大体、類型です。

毎年、様々な問題が生まれます。
御三家など特に、大人でも難しい問題が多いのですが、

ぶっちゃけ、やはりどれも、見た事のあるような問題です。

問題には、類型があるのです。

 

たまーに、完全に分からなくて、未知な問題が出ますが、
これはどうせみんな解けないので、捨ててOKです。

 

やはり、その類型を知っておくと、
問題にぶつかったときに、かなり有利なのです。

 

2.時間効率が良い。

2つ目は、この勉強法は、時間効率がいいということです。

 

もちろん、問題集の全問題を自分で解ききればいいのですが、
現実、時間も足りないので、そうはいきません。

 

6年にもなり、難問に当たると、
1問1問、解くのに時間が多くかかります。

 

そこで、問題の解説を精読すること、
普通に解くのより、たくさんの数をこなせることになります。

 

解くのは、大事です。

しかし、注意もあります。
それは、確かに解説も使えますが、問題を解くことは、大事だということ。

 

メインは、問題を解くことで、
アクセントとしてたまに、解説を精読することがおすすめなのです。

 

問題を一切解かなくなると、
確実に成績は落ちます。

 

基礎力は、前提です。

また、この勉強法は、
基礎レベルが安定してついている子に限定で、おすすめしています。

 

例題や基本問題でミスをするような子が解説を読んでも、
その解説自体、しっかり理解できていないのです。

 

基礎ができていて、更なるレベルアップを望む子が、
アクセントとしてやると良い勉強です。

 

今日は、算数の問題解説の精読について話しました。

 

是非参考にしてください。

 

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2020年12月27日

 

参考・引用

『中学受験を成功させる算数の戦略的学習法』,熊野孝哉,2019

 

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