【中学受験】小学校の国語の特徴と、気を付けるべきことについて話します。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
小学校の国語の授業って、どうなってるの?特に何か気を付けた方が良いことある?
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 小学校の国語の特徴と、気を付けるべきこと。
について話します。
是非ご覧ください。
小学校の国語の実態。
学校の授業では、あらゆる学力の子どもたちを一気に教えています。
基本がしっかりした指導で、文部科学省が収監しているので、
教科書自体が、質の高いものとなっています。
普通に必要としてません。
しかし、小学校の子どもは、
ほとんどの子が、会話もできるし、読み書きもできます。
なので、いくら質の高い授業をしたとしても、
子供達にとっては、特に中学受験をしている子にとっては、全く新鮮ではありません。
学年が上がるにつれて…。
とはいえまだ低学年の頃は、
まだ塾にも通っていませんし、読み書きも微妙なので、
楽しんで取り組んでくれます。
しかし、3年生にもなると、教える内容が多くなってきます。
- 難しめの漢字。
- 慣用句。
- ことわざ。
- 四字熟語。
- 宿題
などなど、やることが多くなりますし、
まだ塾にも通っていないので、分からない場合も多いのです。
またまた、長期休みには、読書感想文なども出されますが、
いきなりこういう宿題を出しても、あんまりやる気が出ないというのが実態です。
学校の国語の特徴。
では、学校の国語の特徴は、どういったものでしょうか?
ゆっくりです。
それはずばり、スピードが遅い、ゆっくりということです。
1つの長文を、かなりたくさんの時間をかけて、読解していきます。
遅いというとマイナスに聞こえますが、
それはつまり、丁寧ということです。
こういう特徴は、実はあまり保護者には伝わっていないのです。
なんとなく、学校の授業は遅くてつまらないということのみを認識して、
意味が無いんじゃないかと感じてしまいます。
ちゃんと学びましょう。
ついつい、学校の授業や教科書は塾の授業より、意味ないんじゃないかと思ってしまいますが、
それは間違いで、どっちかと言ったら、学校の国語の授業の方が大事です。
学校の教科書で習うことが前提で、それを身につけていないと、
塾の授業では話になりません。
学校の授業の延長に、塾の問題があるのです。
なので、塾に入らない3年生までに、学校の授業で分からないところは、なくしておき、
基礎の部分はしっかり知っておくのがおすすめです。
学校の授業は大事。
それに、難関校の入試には、
- ていねいに大きく書きなさい。
- マスの中にしっかり書きなさい。
- とめはねはらいをしっかり書きなさい。
などと、
基礎の基礎ということが徹底されています。
これは、中学の先生が、
「学校の授業をちゃんと受けてきたか」を気にしているからだと言えるでしょう。
今日は「小学校の国語の授業」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2021年2月24日
参考・引用
早川尚子、『中学受験「国語嫌い」は親が救う』、東京 中央公論新社、2017