【中学受験】親は子供の表情から勉強の好不調を見極めましょう。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
子供の勉強の集中度にムラがある…。
という方はいませんか?
確かに、子供の勉強には調子がいい時と悪い時があります。
しかし、その子供の浮き沈みは、ある程度親のサポートで何とかなるものです。
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 親が見極めるべき、子供の好不調
について話します。
是非ご覧ください。
好調と不調があります。
子供のみではなく、人間は、何か物事に取り組むとき、
「好調」と「不調」の時があります。
何の因果か知りませんが、何時間かけても終わらない時もあれば、
一瞬でタスクが終る時もありますよね。
好調の時は…。
そこで、まずは子供の勉強が好調で、よく集中できている時。
こういう時は、子供が「好調」の状態になれておくように、
その子供の集中している勉強時間を徐々に伸ばしてあげることがおすすめです。
1時間で集中が切れていた子供が、2時間続けて勉強できてきたりします。
子供が良い感じに集中できている時に親がしてはいけないことは、
そのいい状態を邪魔してしまうことです。
たまたま子供が「ゾーン」に入ったり、親が何とか集中力が出るような工夫をしてそれが上手く行ったり、
色んな「好調」がありますが、
好調時には、親は子供を邪魔してはいけません。
子供がようやく自分から勉強しようとしたときに
「勉強しないと」と言ってしまったり、
勉強をしっかりやっているのに、
「国語じゃなくて算数をやりなさい」と言ってしまったり、
そんな状態をぶち壊すような言動をするのは、
絶対にしてはいけません。
環境をつくりましょう。
そして親はなるべく、子供が集中できるような環境を作って、
それが持続できるように工夫していくことがおすすめです。
例えば、「ルーティーン」に注目してみるとか。
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そして好調の状態で勉強できた後、
「ちゃんと勉強できていて偉いね、自分では分からないかもしれないけど、すっごく頑張ってたよ」と、
言ってあげます。
こう言ってあげると、子供が「自分は今集中できていたんだ」と、
自覚できるし、意識的に集中モードに入ろうとすることができます。
実は、意外と自覚できていない子が多いんです。
不調の時は…。
もちろん「不調」も時があります。
その時には、「ちょっと今日は調子が悪いけど、そのページだけまでやろう!」と言い、
終わったら「よく頑張れたね」と頑張りを認めてあげて、そこでその日の勉強は終わらせます。
たとえのってなくても、ある程度の勉強をできる力を身につければ、
それは大きな武器になります。
もちろん、そこでは、「勉強させすぎ」はだめです。
調子がいい時に普通より長く勉強して、悪い時には早めに終わらせましょう。
好調の時を増やしましょう。
親としてはやはり、好調の状態を増やしておく工夫をするのがおすすめです。
そのためには、子供の表情をよく見たりして、今、好不調どちらなのか判断できるようになることが求められます。
表情を見ましょう。
今、集中しているのか、していないのかは、
ほとんど子供の表情に全て出てきます。
好調で集中モードに入っている場合、
子供はどう言えば良いのか分かりませんが(笑)、「良い表情」になります。
日本代表選手の試合前みたいな、キリっとして目をしています。
しかし、不調で全然集中できていない時は、
目に力が無く、やる気のない表情になっています。
たとえば、仕事終わりの電車で無心でTwitterを見ているおじさん。
ああいう感じになっています。
親が判断しましょう。
「今、うちの子は集中しているのか、していないのか」
これを常に見るのが、親の役目ですし、おそらく皆さん判断できるかと思います。
よく、「リビングで勉強させた方が良い」といいますが、
これは、親の目の前で勉強することで、親が、子供の好不調を表情から判断しやすいからという理由もあるのです。
なので私は、「子供の成績を上げたいなら、子供の表情をよく観察することが、手っ取り早いですよ」と言っています。
同じ勉強でも教科や分野によって見せている表情が違います。
のめり込んで勉強している時、集中していない時、
このどちらかというのは、親なら分かります。
親としては、好調の時は邪魔をせず、
不調の時は少しだけ勉強させます。
この心がけは、
親主体でなく、子供主体で学習を続けていく姿勢につながると思います。
今日は、子供の好不調について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年2月8日
参考・引用
『もう悩まない中学受験 成績アップと合格をかなえるコツとわざ』,小川大介,2017
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