【中学受験】学年の変わり目を、あらかじめ実感として掴みましょう。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
もうすぐ学年が変わるんだけど、何にも意識せず2月を迎えようとしている…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 学年の変わり目を、あらかじめ実感として掴むべき
という話をしています。
是非ご覧ください。
変わり目は危険です。
学年の変わり目は、2月の初めから始まり、新しいカリキュラムに入るのですが、
そこでの変化をあまり意識していないと、実は危険です。
皆掴めていません。
もちろん、勉強が今より大変になるのは皆さん分かっているのですが、
2月からどれくらいの感じで変わって行くのは、結構皆さん、掴めていません。
実際変わってしまうと、そのキツさに耐えかねず、
3月あたりに成績がダウンしてしまうケースが、かなりあるのです。
増えます、学習量。
例えば小4の子。
5年生になるのは2月の最初の授業です。
授業が週2から週3に増えます。もちろん宿題も増えます。
小5の子は、2月の最初の授業が小6のスタートです。
そこからは今より難しい問題を解いていきますし、
志望校別の授業もあるので、
小5の時から授業量は倍近く増えます。
スランプが来ます。
この、勉強量の増加をあらかじめ実感していないと、
急に大変になった勉強に対応できなくなってしまいます。
そこで来るのは、学年が上がると同時のスランプ突入です。
準備が必要です。
その事態を防ぐためにもやはり、あらかじめ、
- 塾は週何回になるのか。
- 宿題はどれくらいでるのか。
- 勉強量はどれくらい確保する必要があるのか。
など、
2月以降に学習量、生活に、どんな変化があるのかを、
子供に言っておく必要があります。
シミュレーションしましょう。
把握したら、シミュレーションが次に必要です。
勉強量を30分増やすのも、起きる時間を早めるのも、
けっこう大変です。
もちろんすぐに対応できる人もいるのですが、
2カ月くらい、変化に対応できないケースもよくるのです。
なので、学年が変わる前に、
来年度のことを、イメージするのは大事です。
負の連鎖に注意。
もしそういった準備ができていないと、
学習はいつも通りしているのに、宿題が終わらず、
生活リズムも崩れていきます。
そしてそんな子に、つい叱ってしまう親御さん。
この負の連鎖の状態には、なるべく入りたくないですよね。
逆に言えば…。
とはいえ、変わり目で困っている人が多いということは、
そこをしっかり切り替えできれば、成績を上げることも可能なのです。
しっかり次の学年をイメージして、
成績アップしやすい時期と、チャンスにしていきましょう。
入塾時点でイメージを。
また、極限まで言えば、
小4で入塾した時点で、小6までの学習をイメージできるといいでしょう。
それならもっと長期的な視点で、
中学受験に取り組むことができます。
一人目の受験なら難しいですが、
弟、妹の、二人目、三人目の受験の場合は、イメージできるのではないかと思います。
是非次の学年のイメージを、
早めに掴んでおきましょう。
今日は、学年の変わり目について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年1月23日
参考・引用
『もう悩まない中学受験 成績アップと合格をかなえるコツとわざ 』,小川大介,2017