【中学受験】ご褒美を使って勉強させる「いい例」&「悪い例」を話します。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供を勉強させる際に、ご褒美をどうあげたらいい?あげても大丈夫?
とお困りのかたはいませんか?
ご褒美をあげる人、あげない人、両方いますし、
あげるにしても、どうあげたらいいのか分からない
そんなご相談は、よく来ます。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 子供を勉強させたいときに使う「ご褒美」
について話します。
是非ご覧ください。
ご褒美は、OKです。
結論から言いますと
- 勉強にご褒美は設定して大丈夫
です。
自然と勉強にやる気が出ます。
なぜでしょうか?
おそらく、ご褒美に反対派の方は、
「ご褒美をあげていると、あげなくなった時に勉強しなくなるのではないか」
という意見を持っているでしょう。
しかし大丈夫です。
一度、ご褒美を使ってでも子供が本格的に勉強をやり始めると、
子供は自然と勉強へのやる気が出てきます。
ご褒美をなくしたり、減らしたりすると、子供は少し悲しむかもしれませんが、
中学受験をほったらかすほどのことは起きません。
行動→やる気です。
やはり人間とは、
面倒くさい事でも、
一度行動するとやる気が出る生き物です。
お皿を洗うのが面倒くさくても、
一度流し場に向かえば、嫌な気持ちがなくなりますよね。
また、仕事のメールの返信が面倒でも、
パソコンに向かえばその気持ちは薄まりますよね。
なので一度、勉強を本格的にやらせるためにも、
ご褒美を使うのは有効です。
とはいえ、
ご褒美の「出し方」には、少し注意が必要です。
ご褒美の出し方
ご褒美の出し方には、
注意が必要です。
- 「ここぞ」の時に使う
- 事前にご褒美を準備して、ダメなら没収
上記の2つが、押さえておきたいポイントです。
「ここぞ」の時に使う。
そもそも人のモチベーションは、
大きく分けて二つあります。
- 外的報酬
- 内発的動機付け
です。
外的報酬とは、
他の人からの誉め言葉や、それこそご褒美もそうです。
内発的動機付けとは、
「楽しい」「悔しい」など、気持ちからくるモチベーションのこと。
この2つ、それぞれ特徴があります。
外的報酬の特徴は、
即効性があることです。短期的な取り組みに向いていることです。
一方、内発的動機付けは、
長い時間をかけてつくられて、長期的な取り組みに向いていることです。
つまり、
外的報酬であるご褒美は、
短期的な特効薬としておすすめなのです。
短期的な特効薬は、テスト前の追い込みなどの、
「ここぞ」の時に使いたいですよね。
悪い例→「志望校に合格したら、ゲームを買ってもらう」
→長期的な取り組みなので、ご褒美が効かない。いい例→「この1時間でここまで進んだら、アイスを買ってあげる」
→短期的だと、効果が出る。
上記の例を見ると分かりやすいです。
事前にご褒美用意して、ダメなら没収。
そして、事前にご褒美を用意して、ダメなら没収というのも、
一つの工夫です。
なぜか?
人は得る喜びより、失う恐怖の方が大きいのです。
例を挙げると分かりやすいです。
悪い例→「この1時間集中できたら、アイスを買いに行こう」
→これでもいいけど、諦めやすい。いい例→「さっきアイスを買っておいたけど、1時間集中できなかったら、お父さんにあげるよ」
→すでにあるのを失うのが嫌だから、集中して頑張れる。
なので、後から没収できない類のご褒美
- ○○したら、スマホでゲームしていい
- ○○したら、マンガ読んでいい
は、おすすめしません。
今回は、ご褒美を使った教育方法を紹介しました。
ご褒美をうまくつかって、
子供に勉強してもらいましょう!
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年5月24日