【中学受験】卒業生から聞いてみた。早稲田・慶応、それぞれの特徴とは?
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
早稲田と慶応、中学受験で志望校にしようと思っているけれど、
違いは何だろう…?
と疑問に思われている方はいませんか?
昔教えていた生徒で、
- 早稲田中学
- 慶応義塾普通部
に進学した方から、
それぞれの学校の特徴について聞いてみました。
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた、
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 中学における、早稲田・慶応の違い
について話します。
是非ご覧ください。
早稲田中学
まず早稲田です。
2013年卒業の、
早稲田大学理工学部のOBから聞きました。
付属ではありません。
早大のキャンパスにいて、
「高校はどこ?」
と聞かれて、
「早稲田高校卒です」
と言うと
「あぁ、早学の付属校だよね。
みんな早稲田に内部進学で入れるなんてうらやましい」
そう言われます。早稲田あるある。
でもこれ、
実は不正解。
早稲田中学校・高校は
「付属校」とは違い
「系属校」と呼ばれる別法人なのです。
よって、
大学とは徒歩数分の距離にあるのに、
- 研究での交流
- スポーツ設備の共有
- 大学野球の早慶戦などに呼ばれる
こういうことは、ありませんでした。
実際、早稲田大学への推薦枠も
生徒数の半分程度です。
受験指導は、しっかりしてます。
とはいえ、
早稲田は難関校。
受験指導はしっかりしています。
「大学の付属校」
というよりは
- 「推薦の多い進学校」
こっちのイメージが正しいかと。
授業では、
- 多い宿題が出される。
- 大学の研究の話がされる。
- 今勉強している内容が、将来どう役立っていくか。
こういうことがなされていました。
先生方は、進学校であり続けようと、教育熱心でした。
授業の進度は非常に速く、
理系ですと、高2の秋には 数IIIまで終わりました。
その後に、復習や入試対策に入ってきます。
推薦はどんな感じ?
早稲田大学への推薦は
どんな感じなのでしょう?
重視されるのは、
- 高校の成績
- 定期テストの結果
- 高3で行われる模試
これらが主だそうです。
模試は、文系であれば、
- 国語
- 数学
- 英語
- 社会①
- 社会②
理系であれば、
- 国語
- 数学
- 英語
- 理科①
- 理科②
でした。
文系、理系ともに、国立の試験教科と似ているので、
もともと内部進学志望だった人が、良い成績を取って
国立の受験に挑むケースもあります。
年によって変わりますが、、
その子が通っていた当時は、
- 上位100名くらいが国立と内部進学を狙い、
- それ以下の人が内部狙い
こういう状況で、競争は激しいです。
この状況はこれからの教育事業によって、
変わっていく可能性が十分あり得ます。
とはいえ、
「東大や医学部を狙いながら、
早稲田大学の推薦も視野に入る進学校」
としては、非常におすすめです。
慶応義塾普通部
次に、
2013年卒の、
慶応義塾大学経済学部のOBから聞きました。
慶応は、3つあります。
男子で慶應に中学から入る場合、
3つの選択肢があります。
- 慶應普通部(男子校)
- 慶應中等部(共学)
- 慶應湘南藤沢(共学)
その子の印象では
- 普通部→まじめ
- 中等部→ちょい派手
だそうです。
普通部は、けっこう厳しめ。
普通部は歴史が古く、
「慶應の保守本流」というイメージが強いのです。
よって、慶應が好きな親御さんや幼稚舎出身者は、
普通部に進学する人が多いです。
進学校のわりに、校則は厳しく、
- スマホ所持
- 買い食い
が禁止だったそう。
中だるみがない授業。
禁止が多くても、
モチベが低下というわけではなく、
先生のユニークな授業のおかげで、
意外と中だるみはありません。
例えば、理科の授業では、毎週実験を行い、
毎週レポートを提出させられました。
レポートは
- 目的
- 手順
- 結果
- 考察
- 結論
の5つで構成されており、
評価はA~Dが付きます。
年度によりますが、
生徒も結果を毎回競っていました。
労作展があります。
普通部は何と、文化祭がありません。
しかし、その代わり、
9月に労作展というイベントがあります。
夏休み前にテーマを決め、夏休み中に個人で
- 小説
- 映画
- 絵画
などを仕上げたり、
- 歴史
- 数学
- 科学
をテーマにして論文を書いたりしています。
このクオリティが結構高く、
毎年好評です。
部活と勉強について。
慶応義塾高校に入ると、
びっくりするのは部活の量。
80近くもあります。
小さい大学のサークルなみですね。
- 予算がある
- 大学の設備が共有
こういうメリットから、
質の高い練習が可能です。付属の強み!
今回は早稲田と慶応普通部について話しました。
学校説明会などが中止になる可能性が高いので、こういうネット情報で志望校を調べておくのをおすすめします!
是非ご参考に!
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年4月22日