【中学受験】偏差値の「1ポイント」の違いには、こだわっても無意味です。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
子供にはできれば偏差値が1でも高い学校に行かせたい…
と言う方はいませんか?
確かに、偏差値は高い方がいいです。
どの家庭も例外なく偏差値は考えますよね。
特に6年生にとっては、
合格の可能性を考えない志望校選択はありえません。
しかし、
1ポイントや2ポイントの違いを気にする必要はありません。
そこで本記事では中学受験業界に
10年以上携わってきたプロ家庭教師Edenの居村が、
- 1ポイントの違いにこだわるのは無意味な理由。
を話そうと思います。
是非ご覧ください。
理由は、二つあります。
1歩院Tのの違いにこだわるのが無意味な理由、
二つ、あります。
- 模試のシステムが、違うから。
- 中学受験は、流動的。
の二つです。
順番に説明しますね。
模試のシステムが、違います。
偏差値の細かな理由を気にしてはいけない理由。
それは、、
- そもそも、模試ごとに偏差値がバラバラ
だからです。
模試には、色々種類があります。
中学受験業界には、
模試が色々ありますよね。
- 専門のテスト会社が行うもの。
- 大手が開催するもの。
の2種類がまずあります。
たとえば首都圏で一番有名なのは、
- 首都圏模試
- 全国中学入試センター模試
- 四谷大塚の模試
この3つです。
この3つの中でも、
難しい順に
「四谷大塚の模試」
↓
「全国中学入試センター模試」
↓
「首都圏模試」
となっています。
(この順番は変わったりします)
模試によって、
「合格可能性80%」を取るための偏差値が変わってきます。
模試によっては、逆転もあります。
偏差値を見るときに知っておいてほしいのは、
ある模試で、偏差値が50と出たとして、
その偏差値は、その模試の偏差値上では目安になっていても、
別の模試の偏差値表上では参考にならないことがよくあるのです。
- 受けている母集団が、模試によって違う。
- 同じ会社の模試でも、回ごとに変わってくる。
等のことがあるのです。
時々、「逆転現象」も起こります。
Aの模試では
- ○○中学の偏差値が50
- ××中学の偏差値が52
だとしても、
Bの模試では
- ○○中学の偏差値は52
- ××中学の偏差値は50
という場合があります。
こういうのもあって、
偏差値の細かい違いは気にするだけ損です。
中学受験は、流動的
それに、
学校の人気や難しさ、偏差値は、
- 毎年毎年、移動
があります。
流動的な、世界です。
私は10年以上、
中学受験のお仕事を頂いておりますが、
私が始めたころと、今の情勢は、
かなり変わっています。
あの時偏差値40だったのが、今は50。かなりの急上昇。
その逆もあります。
ここ数年だけを見ると、
各校のポジションが固定化されているように感じるかもしれませんが、
長い目で見るとそんなことはありません。
中学受験の世界は、
かなり流動的と言えます。
家族に言っておきましょう。
そしてぜひこのことを、
家族に言っておくべきです。
現在の偏差値表を見て、
早めに、昔とは違うことを知ってもらったほうがいいでしょう。
あとあと、
- その学校は昔ダメだった。
- そんな学校しか受けられないのか。
なんてことを言われて
子供のモチベーションが下がってしまうこともありますからね。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年4月10日
参考・引用
安田理『中学受験 ママへの個別指導』2008