【中学受験】ゲームとのベストな付き合い方を、解説します【禁止せず、嫌いにさせるべき】
こんにちは。
中学受験をされる小学6年生の方は、
もうそろそろ本番ですね。
一方、小学4、5年生の方も、新しいカリキュラムが始まるにあたり、
勉強のモチベーションを上げていく必要があります。
しかし、
スマホやswitchなどなど、
「ゲーム」ばかりやってしまうお子様もいるでしょう。
「そんなにゲームばっかりやって、来年の(再来年の)受験、大丈夫なの?!」
今回はプロ家庭教師Edenの居村が、
そうおっしゃる親御さんたちへ、子供がゲームから離れるコツを
話します。
禁止するのは、意味なしです。
まず、シンプルにゲームを禁止するのは、
意味なしです。
親が考えるのは…
ゲームを禁止した時、親が思うのは、こんなことですね。
- 勉強時間が増える。
- ゲームをする時間が減る。
- 睡眠時間が増える。
子供が考えるのは…
しかし、子供が考えるのは、
- どこでゲームをやればバレないか。
- しょうがない。友だちに借りるか…
- 深夜にやれば親は寝てるしばれないか…
などなど。
仮にゲームを完全に禁止できたとしても、勉強に集中できませんし、
マンガなど、他のサボる方法を考えるだけです。
成績アップには、全くつながりません。
ずる賢さだけ、成長します(笑)。
徹底的に、管理しましょう。
子どもがゲームから離れるには、
「徹底的に、管理すること」
が一番効果的です。
は?何を?勉強を?
いや、そうではありません。
ゲームです。
とにかくゲームを子供にさせるよう、スパルタ管理するのです。
例えばこういう風に。
例えば、こういう風にです。
- ゲームを毎日するよう、言う。
- いつまでにどこまで進むか、目標を具体的に立てさせる。
- 毎日、その目標にどれくらい近づけたか、親が確認する。
- 目標に到達しなかったら叱る。
- ゲームのやり方にその都度口をはさむ。
などなど。
とにかく、厳しく管理しましょう。
ゲームが嫌いになります。
そうすると、
子供は大好きだったはずのゲームが、嫌いになります。
なぜか?
親に「管理されるから」です。
親御さんの皆さんも、
夫婦間で「何かして!」と言い合ったり、
会社の上司に命令されるのって、
嫌な感じがしますよね。
それは、他人に命令され、管理されているからです。
精神的に大人になってくると、良いか悪いかは別に、
誰かに管理されることも、ある程度は我慢することができます。
しかしまだ子供は、誰かに管理することに慣れていません。
どうしても、拒否反応が出てしまいます。
そこを、上手く利用するのです。
これは、おそらく他のことにも言えることです。
「義務化」することで、仕事も家事も、なんだか面倒くさくなりますよね。
それと同じことです。
逆に、勉強を管理してはいけない?
上記のように、
ゲームを「管理」すれば、子供はゲームを嫌うようになりますが、
逆に勉強を管理してしまうと、勉強が嫌いになります。
今勉強が嫌いな人は、管理されてきたからだと思います。
そういう子供には、いったん、その「勉強=嫌い」という考えを捨てさせたいです。
もちろん、「捨てろ!」と言って捨てられるわけではなく、
徐々に徐々に考えを変えていきたいです。
勉強しろ!と言うのではなく、
「あの子に成績で勝ちたくない?」
と、男の子なら競争心を煽ったり、
子供の解けたことを褒めることで自信をつけさせ、
「勉強=嫌」を薄めていくのも、ありです。
とにかく、「管理」の方向、子供に勉強を「させる」
のではなく、「子供が自分から、能動的に勉強をするような環境を作る」
のが、大切です。
ゲームを否定しません。
今までゲームを子供が嫌いになるコツについて話しましたが、
一日3、4時間と、大量にゲームをやっていないのであれば、
そこまでゲームを禁止しなくても良いと思います。
いつか、暴走してしまいます。
なぜか?
小学生のころゲームをやらないと、
きっといつか、ゲームに思い切りハマってしまう時期が、来ます。
免疫ができていないから、「目覚めて」しまうのです。
小学生の頃ゲームをやっていた人は、中学、高校になって、少しはやることがあるかもしれませんが、
ちょっと流石に飽きてもいるので、深入りしません。
ずっとお嬢様学校にいて、家庭で厳しい教育を受けてきた方が
大学に入って自由を手に入れると、急に遊びはじめ、悪い友達をつくってしまう
そんなケースがよくありますが、原理は同じです。
早め早めが、いいです。
そしてその「目覚める」時期が遅ければ遅いほど、
まずいです。
中学受験でしくじるより、大学受験で成功するのと、
中学受験で上手くいき、大学受験で失敗するの。
前者の方が、いいですよね。
しかも、遅ければ遅いほど、自由度が高いので、
周りが止めてくれません。
私としては、
「そこそこゲームもやってるけど、勉強もしており、
受験生活をしているうちに、ゲームがちょっとずつ嫌いになってくる。」
くらいがベストなのではないかと、考えます。
今日の記事は終わりです。
お知らせです。
記事公開日・最終更新日 2020年1月16日
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