【中学受験】子供が「読書好き」になるための方法は?【ネタバレ:好きなことから入ります】
こんにちは。
最近、
「うちの子は本を読まないんです」
という保護者の方たちの声を、よく耳にします。
読書好きにするには、
いったいどうしたらいいのでしょうか?
そこで今日は中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、子供を読書好きにするためのとっておきの方法を話します。
子供の好きなことを、見つけましょう。
ポイントは、
お子さんの好きなことを発見することです。
そして、
好きなことを発見したら、
その分野の本を与えて読むことからはじめましょう。
例えば、料理が好きだったら。
たとえば、
料理が好きだと分かった場合。
最初に、
料理の本を手にして、読みながら一緒に料理をつくってみる。
それを何度か繰り返していくうちに、
料理のコツのような本を手にしてみます。
そこには、包丁の使い方、素材の切り方、その名称、
冷凍の仕方や冷凍するときの注意なども、書かれていますよね。
また、
お米のとぎ方、調味料についてなど、
料理についての基礎的な知識やコツが書かれているでしょう。
その文章を一緒に読んであげてください。
心の壁を、取り除きましょう。
なぜ、この方法が良いのでしょうか?
理由は、心の壁を取り除くからです。
子供は読書に対して、
- 活字、怖い
- 面倒くさい
などの、壁を持っています。
しかし、
楽しいことや好きなことから入ることで、
それを取り除くのです。
つまり、
最初に、
「読書!!」
ととらえないで、
好きなことの知識を増やすようなつもりで、
一緒に取り組むようにすることです。
最初は、読みやすいものにして、
それから、少しずつ、難しいものに、変えていくといいでしょう。
範囲を広げていきます。
- 好きなことを発見
- それに関する本を読み始める
この段階に来たら次は、
その分野から、少しずつ関連する他の内容のものに広げていくようにしましょう。
もちろん、
そこで全然子供の興味ない本を、いきなり読ませることはNGです。
あくまでも、子どもの好きな範囲を守ってあげることです。
繰り返し読ませるのも、アリです。
また、
好きな本を一度見つけたら、
それを繰り返し読ませることも、アリです。
同じお話ばかり読む子供、よくいます。
「いろんなものを読んでほしい」
そういう気持ちが出るのも、分かります。
が、しかし、
それでもいいと思います。
むしろ、何度でも気がすむまで、
一緒に音読してもいいと思います。
お子さんの場合、
同じ箇所に、同じように、感動したり笑ったりということがあるかもしれませんが、
それでもいいのでつきあってあげてください。
そうすることで、
読書は面白いことなんだという気持ちを、
しっかりと、持たせることが大切です。
【工夫】お子さんの感想を、引きだしましょう。
その次に、
お子さんの感想を引きだすのも、いいでしょう。
- 「どうしてこんなに怒ったんだろうね!」と登場人物の気持ちについて聞いてみる。
- 「ママだったらここで泣いちゃうわ!」と声をかける。
などなどです。
決してあせらず、
決して人と比較せず、
じっくりと、「読書は面白いんだ」という気持ちを持たせることに
時間をかけてあげてください。
「絵」から入るのも、アリです。
未就学児や低学年の子どもなら、
どうやったって、本に興味を持たない場合があります。
そんな時は、
絵本の絵について話をしてもいいと思います。
絵の後に、文、です。
まず絵から入ってもらい、
絵の部分がどんな文章で書かれているかを、保護者の方が読んであげるといいかもしれません。
絵本を手にして、
そこに書かれている犬や鳥や猫などの絵を見て、
「まあ、かわいい猫ちゃんだね」
という言葉をきっかけにして、
「この猫は何をしてるんだろうね」
と話をつなげ、
いろんな意見をお子さんと交わした後で、
実はこんなことをしてるんだって書いてあるよ、
と、文章を読んであげるようにするといいと思います。
このように、
子どもの好きなことを大切にすると、
読書好きになる道筋をつくれます。
深く掘り下げて学んでいくことで、その分野にくわしくなり、
子どもが自分に自信を持てます。
そしてその自信が、やる気を引き出すケースはたくさんあります。
また、
成功例をひとつ体得しておくことで、
次の経験をそれに当てはめるように導いてあげることもできます。
是非、この方法をお試しください♫
今日の記事は終わりです。
記事公開日 2019年12月29日
最終更新日 2020年2月11日
参考・引用
吉本笑子『ママのタイプ別 わが子の中学受験成功術』