【中学受験】苦手科目の克服より、得意科目を伸ばす方が大事です。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供に苦手科目を何としても克服させたい…!
とお困りの方はいませんか?
苦手科目は無い方が良いです。
全ての教科が良くできれば、それはとても立派です。
しかし、
苦手科目の克服より、得意科目を伸ばす方が、
基本的には大事です。
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 苦手科目の克服より、得意科目を伸ばす方が良い理由
について話します。
是非ご覧ください。
得意科目を、極めましょう。
親がやりがちで、逆効果なことがあります。
それは、
得意科目の時間を減らして、
その分多く、苦手科目を勉強させること。
これでは、
苦手科目はなかなか力がつきません。
さらに、勉強時間が減った影響で、
得意科目の偏差値も下がります。
得意科目を、極めましょう。
もし現時点で、
子どもが少しでも得意な科目、また好きな科目があれば、
徹底的にその科目を極めることをおすすめします。
さらに欲を言えば、
それが算数であると良いですね。
なぜなら、算数は問題集を解くなど、何をやればいいのかが分かりやすく、
算数を中心に勉強を進めると、中学受験では有利だからです。
もちろん、だからといって、算数でなくても大丈夫です!
他の教科にも、好影響。
得意科目、好きな科目を勉強させることは、
他教科に比べて容易です。
しかも、いい結果がついてきやすい。
- クラスで1番になる。
- 小テストでいい点を取る。
などなど。
子供は自信を持つのみでなく
正しい勉強法を勝手に理解していきます。
そしてそれは、
他の科目を伸ばすきっかけとなります。
やがて苦手科目も、伸びていきます。
成功体験が決め手です。
得意科目を極めて、なるべく早めに、
成功体験をすることが大切です。
ルービックキューブの例
私が以前勤めていた塾では、、
夏休みにルービックキューブ教室を開催していました。
最初はできないのですが、試行錯誤していくうちに、
やがてできるようになります。
小さい世界ながら、立派な成功体験。
これが教室の目的でした。
小さい頃の成功体験は、子どもを大きく成長させます。
その成長の中で得たものが、
苦手なことや嫌いなことへの取り組みによい影響を与えます。
成功体験を、得意科目で。
中学受験なら、まずは得意科目での成功体験が重要です。
苦手科目の克服はあくまでその次。
得意科目と言っても、極めることが大事です。
クラスで競争させても負けないくらいの力です。
登山に、似ています。
これは登山に似ています。
登山の魅力は、頂上に着いた時の、達成感です
あるいは、道中苦しくても、美しい景色に出会えた喜び。
登山には、登らなければ得られなかった達成感や喜びが待っています。
勉強も同じです。
「得意だから後にして。先に苦手な科目をやりましょう」
というのでは、絶景を見せずに、次の山に登らせるようなもの。
まずは一つ絶景を見せることで、他の山に登りたくなるのです。
今回は、「苦手科目と得意科目」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2021年9月27日
参考・引用
2016『中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること』村上綾一