【中学受験】子供は受験生でも、条件付きでテレビを観ていいです。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供にテレビを観させても良いの?悪いの?
とお困りの方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 子供にテレビを観させてもいいのか、悪いのか
について話します。
テレビは観させてもOKです。
テレビは「一番身近にある娯楽」と言われます。
バラエティは目白押しだし。
また、現在コロナウイルスの影響で、
家にいる時間が長いので、リモコンのボタンを押しやすいと思います。
そういう状況なので、
見せてもいいのかどうかが心配になるのだと思います。
不安になるのは当然です。
私は、テレビはみせても良いと思います。
条件があります。
ただし条件があります。
それは、
- 日常では見ることのできない何かが映っている
場合です。
これだけ言ってもよく分からないと思うので、
例を挙げて説明します。
例えば:アニメ
例えば、
- 「ドラえもん」
- 「サザエさん」
- 「ちびまる子ちゃん」
など、伝統的なアニメ。
これらのアニメは、
現在では分からない、古きよき日本の姿を垣間見ることができます。
国語の読解問題では、
昔のことを知らないと、分からない題材が出ることもあります。
しかし、
これらのアニメを見ていた子どもは、
思い当たることができます。
また、勧善懲悪もののアニメ、
「アンパンマン」などは、
悪者(バイキンマン)には必ず罰が当たるという流れがあり、
しつけ教育になるので、おすすめです。
また、勧善懲悪ものは、
起承転結がはっきりしているという特徴があります。
無意識ながらも、勧善懲悪、起承転結に触れていると、
文章題にバリエーションが加わっても、柔軟に対応できます。
意識はせずとも、先を読めるようになり、国語力に通じていくのです。
アニメではないですが、おじいちゃんと「水戸黄門」をよく見ていたという生徒がいました。
その子は国語がよくできましたが、それは偶然ではないと思います。
例えば:クイズ番組
他にも、クイズ番組を食事中に見るのも、おすすめです。
最近は、勉強がよくできる人を
「かっこいい」と評価するクイズ番組が多くなりました。
- 「高校生クイズ」
- 「東大王」
これらの番組を観て、
「あの頭のいいお兄さんお姉さんになりたい」
と憧れを持つケースがあります。
勉強ができる=格好いい
という価値観が全くない子も多いので、おすすめです。
例えば:未知の世界
他にも
- 実験・科学番組
- 報道番組
- 大自然の番組
などは、
実際には見ることのできない世界を、目の当たりにするので、
好奇心が育ちます。
もちろん、直接その世界にアクセスするのが一番ですが、
テレビがその役割を少しになってくれています。
注意もあります。
テレビをみせる場合にも、
いくつかの注意点があります。
①グロテスク系
サスペンスや警察24時は、
グロテスクな世界や、残酷なテーマを扱っている時がありますよね。
こういうのをよく見せると、
教育上、よくありません。
知らず知らずのうちに素行が悪くなる子がいます。
しかし、
わざわざ見せることはありませんが、
それが事実だということを知る程度には、触れることも悪くないと思います。
無菌状態の温室で育った子どもは、免疫がなくて、
将来、かえって苦労することになってしまいます。
②ワイドショー
ワイドショーも危険です。
ワイドショーでは、大抵芸能人の不倫など、
特に人生に関係のないテーマが、語られます。
また、
大抵、誰かが誰かのことを悪く言っています。
正直時間の無駄ですし、
知らずの内に自分も口や思考が愚痴っぽくなっているのです。
もし、ニュースをみせたいなら、
しっかりした報道番組がおすすめです。
テレビはどうして観られるの?
また、このトピックはおまけですが、一昔前は、「子供が受験に集中できるように、テレビは家にない」と言うと、
それを聞いて驚く親御さんもいらっしゃいました。
しかし、最近になって、スマホやタブレットの普及で、
テレビを家に置かなくなったという方も多くいらっしゃいます。
どうして観られるの?
そもそも、どうしてテレビは無料で観られるのかを、
親御さんは子供に説明できますでしょうか?
テレビ業界というのは、NHKを除いて、CMを流すスポンサーのお金があるから、
私達が無料で観られるのです。
なので、スポンサーに悪影響を与えるような情報は流しません。
ニュースでも、公平ではなく、スポンサーにとって都合の悪いことは流しません。
収入本が、ネットフリックスなどと違って、
観る側にはないので、流せる映像も限られるのです。
こういうことを、子供に教えてあげる必要があります。
多分小4、小5くらいなら、理解できると思います。
プロレスです。
よく、テレビというのは、プロレスだと言われます。
テレビだけではないかもしれませんが、メディアは平然と嘘をつくし、
大事なことを伝えないでどうでもいいことを伝えたりします。
スクープなように見せかけても、最初から約束で成り立っているのです。
こういう事実を知ったうえで、取捨選択して、
テレビを使っていきましょう。
ぜひ参考にしてください!
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2021年2月10日
参考・引用
2016『中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること』村上綾一