【中学受験】6年生になる前に理科・社会でやっておくべきこととは?
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、理科と社会が少し不安で、このまま6年生になっても大丈夫かな…?
と思っている方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 6年生になる前に理科・社会でやっておくべきこと。
を話します。
是非ご覧ください。
1.季節に目を向けましょう。
まず一つ目、これは主に理科についてですが、
季節に目を向けておきましょう。
家庭で話題にしてみましょう。
中学受験の理科は、
生物、地学、科学、物理の4つの分野があります。
そして、生物から順に、抽象度が上がります。
生物はまだ抽象度が低く、身近なことから学べることが多いです。
なので、
季節ごとに変わる天気や直物など、
そういうことを家庭で話題にしてあげることをおすすめします。
意外と暗記が大変です。
6年生になってから生物を暗記すればいいと考えている方は多いですが、
意外と、暗記は大変です。
動植物は図鑑の写真だけでは覚えづらく、
実際に見たり触れたりしないと得点力につながりにくいのです。
実物を感じましょう。
なのでやはり、まだ時間がある4,5年生の内から、
見たり触れたりして、実物を感じることが大事です。
- 「最高気温がまた記録したね」
- 「大雪がすごいね」
- 「桜が咲いたね」
などなど、
こういった季節のことを、1日に3分くらい話すだけで、
子供は実感できてきます。
2.記憶力を鍛えましょう。
また、これは社会についてが主ですが、
記憶力を鍛えることが大事です。
今のうちに鍛えましょう。
中学受験は5年生の中盤ごろから、
暗記量がグッと増えてきます。
そこで焦って暗記できなくなり、
そのまま受験までひきずる生徒がいます。
なので4、5年生のころから、
「記憶力」をコツコツ鍛えて、短時間で暗記できるような脳をつくっておくのがおすすめです。
練習と考えましょう。
そのためにはやはり、普段の暗記するときから、
「全ての細かい事までを暗記する必要はない。
これは試験ではなく、練習だ」
と意識して勉強するのがおすすめ。
「多く得点すること」よりも、「どうしたら効率的に覚えられるか」に、
重点を置きましょう。
上がっていると気づきます。
そういう風な意識を続けて、
短時間で多くのことを暗記する練習をしている内に、
数週間あれば、「記憶力」が上がっていることに気付くと思います。
そうすると、他の子との比較に苦しまなくなりますし、
勉強も楽しくなってきます。
結果ではなく、どれだけ記憶力が伸びたか。
親御さんも、こういう視点で子供の勉強を見るのがおすすめです。
3.料理をしてみましょう。
最後は主に理科についてですが、
料理をさせるのがおすすめです。
例えばホットケーキ。
例えば、ホットケーキの話をされたという生徒がいました。
「ホットケーキを一人で作って食べなければいけないとなりました。
しかし、ホットケーキの粉は1箱しかないし、冷蔵庫には牛乳が少量しかない。
どうしよう。
粉をすべてボールに注いだら、牛乳が足りませんよね」
同じ考え方です。
こういう話はやはり、
科学の考えに通じるところがあります。
アルミニウムと塩酸を反応させて、
発生する水素の量を計算する問題。
ここでは、少ない方の物質の量に合わせて計算しますが、
多い方の物質に合わせてしまう子が多いのです。
抽象思考が鍛えられます。
身近な料理の経験から、
科学の計算方法に思考が発展すると思います。
抽象的な思考を鍛えることで、
難しそうな問題が、簡単に見えて、理解できることがあります。
今日は、6年生になるまでにやるべき理科と社会について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年1月10日
参考文献
東京 プレジデント社『中学受験大百科 2019完全保存版』(2019)