【中学受験】受験直前の「焦り」をなくす2つのおすすめ対処法とは?
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
受験直前に、どうしても子供が焦ってしまう…。
とお困りの方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 受験直前の「焦り」をなくす2つのおすすめ対処法
について話します。
是非ご覧ください。
入試前、焦りが出てきます。
この時期、入試前は、真面目に勉強している子ほど、
弱点もあぶりだされてくるので、
「焦り」
が出てきます。
プレッシャーに弱い子は特に。
焦りというのは、実を言うと、
頑張って勉強してきた証拠なのです。
頑張って受かるかどうか分からないくらいまで来たからこそ、
結果が気になって焦りが生じてしまうのです。
特に、プレッシャーに弱い子は、
焦っている自分を客観的に見て、更に焦ってしまうなんてことも。。
文化祭や体育祭などの、行事の前に、
「明日は大事だから早く寝ないと!!」
と、思って、気が高ぶって寝られないのと同じことです。
「焦り」をなくす2つの方法。
この時の対処法は、2つあります。
- 「しか」を「も」に変えて考える
- 成果を目に見える形にする
です。
順番に解説していきます♪
①「しか」を「も」に変える
まず1つ目。
「しか」を「も」に変えて考えてみることです。
この時期入試まであと少しとなると、
もちろん気持ちは追い詰められます。
残り時間が少ないのに、新たな課題が見つかったり、
受験直前のトラブルなどなど、
かなり危機感を感じます。
そして、つい
- 「もう10日しか残っていない」
- 「あと5日しかない」
と考えてしまいがちです。
しかし、こんなときにこそ、
「しか」を「も」に変えましょう。
「まだ3日も残っているよ」
「まだ1日ある」
と声をかけてあげるのです。
気持ちが楽になります。
これをするべき理由は、やはり、
「~しか」で考えるとどうしても
「できていないこと」ばかリ意識が向いてしまいます。
ところがこれを、「~も」に変えると、
ぐっと、気持ちが楽になるのです。
心にゆとりが生まれたら、
いつも通り勉強できます。
②成果を目に見える形にする
次に、
成果を目に見える形にすること
です。
ぜひ、自分の勉強経過を目に見える形にしましょう。
- カレンダーにその日やった勉強内容を書く。
- SNSに書き込む。
- 先生に学習経過を紙に書いて報告する。
などなどです。
努力というのは工夫しないと、目に見えないものです。
それを可視化することで、
自分の頑張りが自信につながり、余計に焦ることがなくなります。
入試本番に強い子の2つの特徴
ではそもそも、
入試本番に強い子はどんな子なのでしょう?
タイプは2つあります。
- 悔し泣きをする子
- 家族の為にも頑張れる子
です。
順番に解説しますね。
①悔し泣きをする子
まず1つ目。
悔し泣きをする子。
悔し泣きをする生徒を見ると、
私は「この子は伸びるぞ」と思います。
例えばこういう時
- 問題が解けない。
- クラス替えで下のクラスに下がる。
- スポーツで負ける。
などなど、何か失敗した時です。
頑張っているから、涙が出ます。
泣いている子どもを見ると、
「大丈夫かなあ」とか「かわいそうだなあ」と思うこともあるでしょう。
しかし、
実は、頑張っているからこそ、あふれる涙もあるのです。
悔し泣きには、強い向上心が隠れています。
「もっと頑張りたい」
「もっと成績を上げたい」
そういう気持ちです。
この向上心という、素晴らしい気持ちをうまく利用すれば、
次の機会には、きっと結果もよくなっているでしょう。
【注意】行き過ぎはNG
ただしこれには注意点があります。
- クラス1番じゃなきゃダメだ。
- 偏差値は75を超えないとだめ。
など、いきすぎる時。
こうなってしまう場合、少し修正して
- 次は計算ミスをなくす。
- この前より応用問題の正解を3問増やす。
などのように、
努力すればできることを、目標にしていくとよいでしょう。
②家族の為にも頑張れる子
二つ目です。
自分のためだけではなく、家族のためにも頑張れる子ども。
つまり、
他人の為にも頑張れる子のことです。
受験だけの話ではありません。
社会の中で成功している人、お金持ちの人は、
寄付やボランティア活動などに熱心な人が多いです。
彼らは、人の役に立つということが、相手だけではなく、
自分のためになるということをよく知っています。
少し考えてみてください。
クリスマスが近づき、子供のプレゼントを探すとき。
プレゼントは、もらった子どもがうれしいのは当然ですが、
「何を買ってあげたら喜ぶかな?」
なんて風に、と考えながら探す親のほうも、
楽しいものではないでしょうか?
他人が喜ぶと、自分も嬉しい。
笑顔にしたい人の笑顔が見られることに、
喜びを感じられるのが、人間です。
「自分の合格で、喜ぶ家族の顔を見たい!!」
と思うことは、大切なことなのです。
また、家族だけではなく、先生、友だちなど、
○○のため。
の対象が多い子の方が、結果も残しやすいです。
今日は、受験当日のおすすめの過ごし方について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年1月2日
参考図書
渋田隆之『中学受験 合格できる子の習慣 できない子の習慣』2013