【中学受験】低学年の子に親がしておきたい、3つの「しつけ」とは?
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供が今、低学年で、受験の為に何をやればいいのか分からない…
とお悩みの方はいませんか?
低学年から受験勉強をガンガンさせるご家庭もありますが、
実は、低学年の子供に一番しておきたいのは、勉強ではなく、「しつけ」なのです。
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 低学年の内に子供にしておきたい「しつけ」
について話します。
是非ご覧ください。
「しつけ」が大事です。
親が子供が低学年の内からしておきたいこと、
それは「しつけ」です。
学力に、つながります。
もちろん、低学年だからと言って、
ある程度の勉強はしなければいけません。
しかし、
勉強だけしていれば学力がつくかといえば、
それは違います。
学力につながる最大の武器は、
家庭での「しつけ」です。
高学年になって偏差値が高い生徒の多くが、
低学年の内に親から「しつけ」を受けています。
「しつけ」をすれば、「学力」がつきやすい子
になります。
親の行動が、大事です。
とはいえ
親が「○○しなさい」と言っても、
それをそのまま子供が受け入れるわけではないです。
親がしっかりと生活していなければ、
子供は言う事を聞きません。
子どもは、親のしていることを見て行動します。
例えば挨拶。
親が「挨拶しよう」と言うなら、
- 「おはよう」
- 「いただきます」
- 「ごちそうさまでした」
- 「こんにちは」
など、親自身が挨拶している姿を見せましょう。
子どもの見ている前で大きな声で元気よく行ってください。
正直、それだけで大丈夫。
「挨拶して」と言うことなく、
子供が挨拶をするようになります。
しておきたい3つの「しつけ」
ここで、親が子供にしておきたい
3つの「しつけ」を話します。
- 時間・ものの管理
- ごまかしては、だめ
- 単語ではなく、文で話そう
この3つです。
順番に話しますね。
①時間・ものの管理
まずは、時間とものの管理です。
ここが学習にも反映する、一番のしつけです。
子どもが塾に入って勉強し始めて、突然
「17時になったから、塾の宿題をやりなさい」
と言っても、
時間を守るしつけがされていないとしたら、
おそらく勉強しません。
また、ものの管理が鳴っていない子に、
「明日の塾の用意をしなさい」と言っても、結局やりません。
時間とものの管理は、
勉強に関わることでいきなり行わせるのは、ハードルが高いです。
テレビの時間を少し制限したり、
使ったおもちゃを片付けさせたり、
普段の生活の中での「しつけ」が重要です。
時間を守ることが習慣化されているので、
宿題を提出する期限を守ることができるのです。
ものの管理を自分でしている子どもだから、
明日の準備ができるのです。
②ごまかしては、だめ
中には
- 丸つけでごまかす
- うそをつく
- カンニングする
そういう子どもがいます。
そういう場合も、
「してはいけない」としっかり言う必要があります。
あるとき、社会的地位の高いお父さんの子どもが
カンニングをしてしまいました。
お父さんはその後、仕事を辞めてしまいました。
間違ったことが許されないわが身にあって、
申し訳ないと思い、辞めてしまったのです。
すると子どもは、父親を嫌いになりました。
父親が仕事を辞めたのは、
自分のせいだと言われているような気がしたのです。
このように、うそやごまかし、カンニングに関して、
親は情けなく思うあまりに、子どもを追い詰めてしまいがちです。
しかし、
そういうときこそ、しつけのチャンス。
怒るのはしょうがない面もありますが、
それよりも「してはいけない」と伝えることが大切です。
子どもだって、ずるをしたのはいい点を取りたいから。
そのやる気自体は、決して悪いことではありません。
このずるい行為は、学校では
見逃されている・バレてない場合もたくさんあります。
なので、親がきちんと
「ずる、ごまかしはいけない」と教えましょう。
③単語でなく、文で話そう。
最後にこれ。単語だけで会話をしないこと。
単語で会話が成立してしまうのは、
親子でありがちです。
「ごはんは?」と子供が聞いて
「8時」と親が答える。
こんなケースです。
これでは、国語力がつきません。
塾でもよくあるのが、
消しゴムを忘れた子どもが「消しゴム」と申し出るケース。
塾講師時代、そういうときには
「消しゴムがどうしたの?」と聞き返すようにしていました。
単語で分かるは分かるけど、
「消しゴムを忘れてしまったから、貸してください」と言わせます。
文章で会話することをやめると、
国語の文章が読めなくなります。
単語ではなく、文で、会話するよう、しつけましょう。
小学4年生になり、塾の学習が本格化する前に、
「しつけ」をすることが、結局は受験の成功につながるのです。
ぜひ参考にしてください!
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2021年9月24日
参考・引用
2016『中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること』村上綾一