【中学受験】志望校は迷ったら『制服』で決めましょう。理由も解説【志望校選択】【保護者向け】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
まだ、お子様の志望校がすべて決まっていないと言う方はいませんか?
小学六年生は、第二、第三志望、
小学五年生以下は、まだ第一志望も、
志望校が決まっていない方もたくさんいますよね。
そこで、私は、
迷ったら志望校は、「制服」で決めることをおすすめします。
今日その理由を、
今まで10年間以上中学受験に携わり、
3000人以上の生徒を指導してきた、
プロ家庭教師のEdenの居村が話します。
なんともいい加減な決め方かと思うかもしれません。
「それが塾の経営者たる姿か!」
とお叱りを受けそうです。
しかしながら、
生徒が母校の制服がすごく好きで仕方がないという思いは、
偏差値や校風を超えて、
大きな価値があるのです。
特に、女子生徒はそうでしょう。
女子中学生、女子高生にとって、
ファッションは命と恋愛の次ぐらいに興味があるもので、
それが毎日、
しかも6年間着ていく制服となれば、
その関心は大人が想像すらできない、強大なもののようです。
もしもその制服が嫌いなものだった場合、
毎日が憂鬱な気持ちになるのも無理ありません。
気に入った制服を着ているだけで、
毎日がハッピーな気持ちになれる のであれば、
娘の志望校は制服で決めても良いのではないでしょうか。
もちろん
工夫、進学実績、どんな教師がいるから、設備はどうか、 どんな部活があるのか、生徒の質はどうなど、
すごく重要な条 件はたくさんあります。
ただ、
関東地方に何百という中学校がある中で、
主要なファクターに大差がないのであれば、
制服で決めるという事は十分動機になります。
この時期
第一志望はもう決まっているでしょうから、
第二、第三志望で、迷っている場合、
思い切って、制服で決めてしまうのも、
全然ありだと思います。
男子生徒諸君にも制服着用をお勧めします。
男子の学生服は大まかに分けて、
俗に言う学ランである詰め襟と、
ブレザ ー・ネクタイの二つのタイプがあります。
私は、 どちらかと言えば詰め襟がいいと考えています。
なぜなら、
制服の方が、服装のセンスが身に付くというメリットがあるからです 。
逆だと思いがちですが、
お洒落に目覚める中学、 高校時代の服装感覚は、
私服より制服の方が断然磨かれます。
何事にも素質がなければならない事は当然の前提ですが、
センスのある生徒は、
みんなと同じ制服を着用した上で、
自分がいかに抜きんでるかを模索するのです。
帰宅してからのブラッシングやプレスなどの手入れもちろん、
ミリ単位でこだわるズボンの幅、ベルトの締め方、 ウェストのサイズと白星の位置、そして上着の肩幅、着丈、 靴下と靴の選び方など、
服装の細部にこだわるようになります。
ストイックな期間が長いほど、
服装には着こなしが重要であることを発見し、
それに磨きをかける。
着こなしを身に付けてから、
大学生になって、
着るものを選ぶ目を養っても遅くはありません。
慶応の付属高校や早稲田実業は詰め襟です。
早慶の大学キャンパスで見かける洗練された学生の多くは、
付属出身者と言う声もよく耳にします。
これが男女問わず学校は制服で選ぶのをよしとする理由です。
参考・引用 須野田誠『カリスマ塾長直伝 中学受験に大成功する「家庭の戦略」』
記事公開日・最終更新日:2021年8月6日