【中学受験】苦手科目の克服には「苦手と決めつけない」ことが大事です。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
子供が苦手科目を克服できずに、困っている…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 苦手科目をどのように克服していくか。
について話します。
是非ご覧ください。
決めつけないことが大事。
苦手科目の克服の一番の道は、
「その科目を、苦手と決めつけない」ことです。
文系・理系
よくあるのが、子供を「文系・理系」に分けてしまうことです。
大学入試の時に
- 文系の国立
- 理系の国立
- 文系の私立
- 理系の私立
に分かれます。
この経験から、ついつい子供を文系か理系かで見てしまいます。
また、親が文系だから子供も文系だろうと、遺伝で勝手に判断されることがあります。
しかし、この文系と理系に分けるのを、
中学受験の子どもに適用してしまうのは、間違いだと思います。
そもそも中学受験は大学受験と受験制度が違います。
3科目で受験できる学校が大学だとありますが、基本的に中学受験は4科目で入試があります。
さらにひどいと‥。
また、さらなる間違いとして、
- うちの子は理科が苦手だから、算数もきっと無理。
- うちの子は国語が苦手だから、社会もきっと無理。
などなど、
文理のイメージから、勝手な憶測で、判断してしまうことです。
理科が苦手からと言って、算数も無理ではありません。
理科の暗記科目ができていないだけで、算数の計算処理や思考力は問題ないケースなんて、山ほどあります。
実際、自分も学生時代、得意科目が算数で、苦手科目が理科でした。
同様に、国語が苦手からと言って、
社会の暗記が得意なケースも山ほどあります。
一つ、言えるとしたら、国語が苦手な方は、他の教科も苦手になりやすいということ。
全ての教科の問題は日本語で書かれるので、その文章をしっかり理解できないというケースがあるくらいです。
科目の境界を越えて、得意だ苦手だというのは、
ほとんどないと言っていいでしょう。
頑張らない言い訳になります。
もちろん、「○○君は理系の教科が得意だから」といって、
自信を持たせてあげるのはいいことですが、
それを続けていくと、子供の中で、「文系が苦手だから、結局勉強しても意味ない」と、
頑張らない言い訳になってしまうことが多いのです。
もちろん、小学校の時から如実に文系理系で成績が分かれているような子もいますが、
文系だ理系だで、子供を判断するのは、やめてあげましょう。
苦手の中にも、好きなことを。
そして、苦手科目の克服としては、
「その教科の中の、1分野でもいいから、好きなところをつくりましょう」
ということです。
もし、少しの分野でも好きになれば、
そこで点数を取って自信をつけ、他の分野にもやる気が出てきます。
科目はつながっています。
それに、中学生、高校生となると、
科目が細かく分かれていくのを知るのも大事です。
というのも、
中学生以降の教科書になると、「社会」ではなく、
「歴史」「地理」や「倫理」「現代社会」などと書かれます。
そのように、一口に「社会」と言っても、
様々な分野が合体してできているのです。
そう考えると、一つの分野から得意になっていこうと、
イメージしやすいのではないかと思います。
分野ごとの違いが分かります。
そうやって、分野ごとに考えていくと、
- 歴史はストーリー仕立てで割と暗記できるけど、公民がよく分からない。
- 生物は家で昆虫などを飼っていたから得意だけど、天体はよく分からない。
などなど、
その科目の中での、得意と苦手が出てくると思います。
6年の夏までは、その単元を一つずつマスターしていくのが授業ですので、
これはいけると思った分野に関しては、頑張って勉強して小テストでいい点を取り、自信にするのがおすすめです。
【中学受験】得意と苦手、成績のムラを無くす2つのおすすめ勉強法とは?
今日は、苦手科目について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年2月27日