【中学受験】算数は復習よりも、予習メインの学習もおすすめです。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、算数を復習メインで学習しているけど、
あんまり成績が良くないんだよね…。
とお困りの方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 算数は復習よりも、予習メインの学習もおすすめ
という話をします。
是非ご覧ください。
予習中心の方が良いかも。
受験業界でよく言われるのは、
「復習メインの学習の方が、おすすめ」ということです。
予習もアリです。
確かに、予習をしても全く分からないし、
時間のむだだから、復習メインの方がいいという意見は一理ありますし、
間違った勉強法ではありません。
とはいえ、算数については、
予習中心の学習もアリだと思うのです。
成果が出る人もいます。
私にとっても、中学の頃、数学が苦手な方でした。
先生が何を言っているのかよく分からないまま、授業を受けていました。
受験が近くなると、流石に不安を感じて、
友だちの数学ができる子に色々勉強法など、聞いていました。
その子は、予習中心で勉強していましたので、
私もただそのこと同じように真似しようと思いました。
すると、先生の言っていることがちょっとずつ理解できるようになって、
ちょっとずつ数学の偏差値は上がってきたのです。
中3の夏ごろには、予習で全てを理解してから、
復習代わりに授業を受けていました。
授業が楽しくなります。
やはり予習メインにした最大のメリットは、
授業が理解できるので、授業が楽しくなったことです。
授業が終わったらその分野をマスターしていることになるので、
帰宅後の勉強は、次の分野の予習のみです。
予習に変えると、成果が出がち。
予習中心の学習を、実際に指導に導入すると、
上手く行く子と、行かない子が出てきます。
その中でもやはり、復習メインで頑張ってきた子が、
予習メインに変更すると、偏差値が伸びやすいことが分かりました。
全員が全員予習メインにするべきとは言いませんが、
今、復習メインで伸び悩んでいる子には、おすすめです。
予習のコツ。
次に、具体的な算数の予習のコツを話します。
少し前にやりましょう。
一般的に予習とは、前日に教科書を読むことが想像されますが、
1週間か2週間前くらいにやるのがおすすめです。
確かに直前に予習すれば、授業の内容は全て分かりますが、
記憶の定着にはいまひとつです。
とはいえ、少し予習から期間を空けて授業を受ければ、
思い出す作業があるので、記憶の定着にはおすすめなのです。
時間がない人は…。
もちろん、忙しすぎて、
予習する時間がない子も多いです。
そんな方は、必ずしも、
範囲の全てを予習する必要がありません。
問題集には、説明、例題、練習問題、応用問題…
などありますが、
時間がない方は、説明を軽く読んでおくくらいでも大丈夫です。
その時は復習メインですが、
慣れてきたら例題を解いてみたりと、徐々に予習メインにシフトしていけばOKです。
陰でやってもいいです。
もちろん、復習メインと指示している塾もありますが、
陰で予習しても全然大丈夫です。
復習メインが全ての子におすすめというわけではないので、
成績がいまいちの子は、少しずつ勉強法を変えても大丈夫です。
それが合格への最短距離だと思います。
今日は、算数の予習について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年1月16日
参考・引用
『中学受験を成功させる算数の戦略的学習法』,熊野孝哉,2019