【中学受験】計算練習を毎日やらなくてもいい2つの理由を話します。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
計算練習って、どれくらいやればいいの?毎日?
と、疑問を持たれている方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 計算練習は毎日しなくて大丈夫。
という話をしています。
帰国子女受験をされる方も是非ご覧ください。
毎日しなくて大丈夫。
計算練習は、受験業界では毎日するようによく言われてますが、
決して私は、毎日絶対するべきとは言えません。
最初の方は毎日やりましょう。
もちろん、小4の最初の方など、
まだ計算力がついていない場合は、毎日行うべきです。
やはり、手で覚えるところが、
計算力をつける始まりだとも思えます。
定着していれば…。
とはいえ、小6の夏など、
すでに計算力がある程度あり、実力があるのなら、
毎日しなくても大丈夫です。
決して、計算をするなと言っているわけではありません。
時間効率から考えて、しない方が、いい勉強生活になるのではないのか
と、思うのです。
毎日しなくていい、3つの理由。
毎日、計算練習をしなくていい理由は、
以下の2つです。
1.維持できるから。
まずは、そもそも計算練習をコツコツやらなくても、
計算力を維持できるからです。
算数が苦手ではなけれは、
速度も正確性も、十分あります。
すると、いくら計算練習をしても、
点数につながる伸びはあまり見込めません。
現状維持が目的になってしまいます。
なので別に、毎日やるべきとは言えないのです。
計算練習用にテキストがあるとは思いますが、
別に全て終わらせなくても大丈夫です。
計算練習の段階。
計算練習の目的は、3つの段階があります。
小4の最初の方は、
「基礎的な計算をできるようになる」です。
そして5年生くらいから、
「正確性と、スピードを高める」です。
6年にもなると、
「計算力の維持」です。
しかし、維持だけに毎日労力を費やす必要はありません。
最終的な得点につながるためには、
他の図形問題や比など、苦手や頻出の分野を対策した方がいいのではないのでしょうか。
2.実は毎日している。
また、2つ目の理由は、
気付かないうちに毎日計算しているからです。
計算問題以外でも、
文章題や図形問題で、ずっと計算はしています。
受験に近くなればなるほど、
解く問題は多くなるので、当然、計算量も増えるのです。
なので、受験直前などは特に、
普通に勉強しているだけで、十分な計算練習になっているのです。
ベストは2日に1回。
私は、小4の最初の方以外は、
2日に1回行うことがベストだと思います。
また、
- 計算問題を時間を計っていくつか解く。
- ○割以下の正答率だったら、明日もやる。○割以上だったら、1日休み。
というルールでやるのはいかがでしょうあ。
上記の計算と同じように、毎日やるべきといわれているところも、
実はあまり意味がないことがあるのです。
そういうことについて逐一考えていくと、
更に勉強効率が上がると思います。
今日は、「計算練習」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年12月23日
参考・引用
『中学受験を成功させる算数の戦略的学習法』,熊野孝哉,2019