【中学受験】社会の時事問題は、どうやって対策する?【2020】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、6年生なんだけど、そろそろ時事問題の対策を始めたいな…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 時事問題を、どう対策するか
について話します。
是非ご覧ください。
時事問題の特徴
Edenでは、12月ころから、
授業でも、時事問題について話すようにしています。
高まる関心
時事問題やニュースについては、関心がとても高まっていると思います。
なぜならコロナが流行ったからです。
国民みんなが、ニュースを気にして生きているのではないでしょうか?
それはつまり、
解決しないといけないことがたくさんあるということですけどね。。
受験にこれが出るということは、
小学生のころから、社会に関心を持って、解決法を探る力を持つことが、
学校が求めているのでしょう。
時事問題の、「違い」
とはいえ、
一般的な意味の時事問題と、
中学受験の時事問題では、違いがあります。
一般的な意味ですと、政治や経済、文化などで起きた
大きな出来事、全般のことですよね。
しかし中学受験では、
学習範囲の、歴史や公民、地理に関連するニュースが時事問題となるのです。
この違いはもちろん、本番の出題形式にも影響されます。
2つの出題形式
私が思うに時事問題には2つの出題形式があると思います。
2つのタイプがあります。
まずは、
①知識そのものタイプ
出来事や人の名前、土地名を、一問一答で答える問題。
例えばこんな感じ。
問1:2020年に万博が○○で開かれる予定だ。
答え→大阪
という風に。
次に、
②切り口はニュースで、そこから社会学習の力を問うタイプ。
例えば
問2:2010年に参議院の選挙があったが、衆議院の選挙では、
小選挙区と比例代表の 両方に同じ人が立候補できる。このことを何というか答えなさい。
答え→重複立候補
こんな感じです。
②が取りやすい。
私としましては、①より、②の方が、点が取りやすいと思います。
①は、範囲が広すぎて何が出るのか分かりません。
データを見ても、正答率は低めです。
しかし②は、社会科の内容を元にしているので、
授業をしっかり聞いておけば解ける問題なんです。
しかし逆に言うと、
①の方は、単なる知識問題でしか出せないけれど、
②の方は、時事を元に深く考える力を問うてくる問題の出題が可能です。
時事問題を出す理由
そもそも、学校はなぜ時事問題を出すのでしょうか?
精神発達を知りたい。
それはやはり、
子供が社会にどれほど興味を持っているかという、
つまり、どれほど精神が発達しているのかを知りたいからでしょう。
自分の受験や家族のことのみではなく、
社会に関心が伸びていくことが期待されているのです。
「今」を扱う時事問題
少し、抽象的な話になりますが、社会とは、
- 過去
- 現在
- 未来
にあった、あることを、学び、予想していくことに目的があります。
時事問題はその中でも「現在」を扱っています。
過去から学び、未来を予想する、その間にあるので、身近なのでしょう。
具体的な対策は?
時事問題における具体的な対策はなんでしょう?
2つ紹介します。
1.新聞を使う。
まずは新聞を使う事。
最初に、一面トップを見るのがおすすめです。
そのトップ記事を読んだ後、見出し→リード文と読むのがいいでしょう。
見出しのみで何を書いてあるか分かるかもしれませんが、
そうでない場合はリード文まで読んでみます。
難しい言葉が出てきても、ガンガン読んでいくのがおすすめです。
ここで分からなかったことを、どう理解していくかが大事なのです。
他にも、社説やコラムなど、読みやすい文章があるので、
そこを読むのもおすすめです。
最近ですと、しっかりした会社のサイトなら、
WEBニュースでも、代用できるかもしれません。
2.ニュースを話す。
次に、ニュースを話し合うことです。
その場で即興で思ったことを話しあうのでも大丈夫。
更にいいのは、予め何を話すか決めて、その情報を発表すること。
新聞の切り抜きをして、それを見せ合うなどをされていた家庭もありました。
何か書いたり集めたりして、それを他人に見せるのは、非常に力になります。
ぜひ、ためしてみてください。
今日は、時事問題について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年11月3日
参考・引用
『中学受験小6になってグンと伸びる子、ガクンと落ちる子 6年生で必ず成績の上がる学び方7つのルール』,akira,2011