【中学受験】夏休み、国語文章題の勉強法を偏差値別に解説します。【小6】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの小6の子、この夏休みに国語の文章題のレベルを今より上げたい…!
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 夏休みに文章題の偏差値を今より上げる方法
を偏差値別に(四谷大塚基準)話します。
是非ご覧下さい。
偏差値50以上を目指す子。
まず、国語の偏差値50以上を目指す子について話します。
漢字と知識問題
偏差値50以上を目指す子は、
- 漢字
- 知識問題
をしっかり学習していないケースがあります。
まずはここの減点をなくすことが、大事です。
間違えて問題のみを書き出した間違いノートをつくって、
毎テストの前に総復習します。
問題に、メモりましょう。
また、偏差値50以下の子は、
時間がないので、文章を読まずに、傍線の前後をうろうろしています。
これを防ぐには、最初、問題文を読んだ時に
接続詞に〇をつけたり、気になるところに線を引いたりと、問題にメモをすることが大事です。
すぐに点数は伸びませんが、
読解を正確にすることで、少しずつ、伸ばしていきましょう。
おそらく、毎日読解の練習をしていれば、
2、3か月ほどで、効果が出てくると思います。
ここから逆転も、全然ありえますので、
あきらめないで頑張っていきましょう。
偏差値60以上を目指す子。
次に、偏差値60以上を目指す子について。
現在、偏差値が55辺りの子は、こう思っているでしょう。
熱意で伸びます。
この辺りの子は、ある程度は正確な読解ができるのですが、
- 諦めが早い子
- 自分の勉強法を変えない、頑固な子
- 何をするにも、スピードが遅い子
など、性格や習慣が壁になって、
スムーズに伸びない方が多いです。
とはいえ、基礎が身についているなら、
合格への熱意が出てくるときに、子供の集中力とともに、国語力もぐんと伸びます。
熱意が湧くまで我慢して、精読のクオリティを上げていきましょう。
正確さをもう一声。
また、偏差値60にいけない子は、
「正確さ」があと少し、必要です。
- 選択肢を消去するときの曖昧さ
- 問題文の読み方の丁寧さ
これらをチェックしてください。
また、記述問題でも、キーワードを一つ見つけただけで安心してしまうケースがありますが
あと1、2個、得点のポイントを見つけることも大事です。
既に偏差値60以上の子
最後に、偏差値60以上ですが、
もっとレベルアップしたい子の場合です。
記述を上げましょう。
この辺りの子は、記述の質を上げるのがおすすめ。
偏差値60以上とはいえ、
ちょこちょこもったいない間違いが存在します。
これをなくすには、自分で間違いを分析させ、
「ここ、これすれば、3点上がる!」など、ポジティブな言葉で決意を書かせます。
もう一段、高い質の文章をつくりましょう。
「高い質」というのは、難しい語彙を使うという意味とは違く、
助詞の使い方を工夫したり、熟語を使ったりで、文章を分かりやすくさせたりすること。
ここは、プロに頼まなくても、親御さんの大人の良識で指導してもかまいません。
国語は勉強しづらい科目かもしれませんが、一番大事な科目です。
毎日勉強時間をとっていきましょう
今日は「偏差値別の、夏休みの国語対策」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年7月25日
参考・引用
早川尚子、『中学受験新お母さんが教える国語 わが子を志望校に合格させる最強の家庭学習法』、東京 ダイヤモンド・ビッグ社、2017