【中学受験】図形問題が苦手な子は自分で「図」を描きましょう。

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

うちの子が、図形問題が苦手なんです…

とお困りの方はいませんか?

 

図形問題はできる子とできない子で、差が出やすい分野であり、
また、中学受験で培った図形問題の解答能力は、大学受験まで使います。

 

そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

 

  • 図形問題の苦手を克服する方法

 

について話します。

是非ご覧ください。

 

図形は、描きましょう。

person holding black marker pen

 

図形は、
中学受験で多くの子どもたちが苦手としています。

実は図形問題は、
頭の中で考えられれば速く解けます。

でもそれは、中学生とか高校生の話です。

小学生には、難しいです。。

 

そこでEdenでは、図形問題を解く際は、
簡単な問題でも、目に見える形にして考えるよう、教えています。

 

意外に難しいです。

図形問題を苦手にしている子どもたちのほとんどは、
この、図を描く作業を苦手としています

図形問題の苦手克服の第一歩として、
図を見て描く練習をしましょう。

 

そして、これが意外に難しいのです。

 

最初の内は、立体を写すときに使う、斜めの線が描けません。上から下に、垂直の線を引いてしまうのです。
また、この垂直の真っすぐな線が、描けない子もいます。

 

幼少期に描いていると有利。


ちなみに、
幼少期に絵日記をつけていた子どもは、立体を描く経験を積んでいるので、
図を描くことにも、比較的抵抗なく入っていけるようです。

 

また、子供のころから型紙や段ボールで工作をしていた子も、
図形問題が得意だったりします。抵抗が全然ないのです。

 

よく、男の子の方が女の子より図形問題ができるといいますが、
これは、幼少期の体験が原因していると思います。

 

小さいころに限っては、男の子の方が、絵を描いたり工作をしたりしているので、
小学生になっても、図形問題が得意なのです。

逆に、そういう体験をしていた女の子は、
図形問題が得意な子が多いです。

 

フリーハンドがおすすめ

図形を描くときは、
定規ではなくフリーハンドがおすすめです。

 

もちろん、
初めのうちは、図を描くときに定規を使ってもかまいません。
フリーハンドは描き慣れてきたらで、大丈夫。

 

実は、定規を使っていると、
定規で引いている線しか見えません。

定規や、定規を抑えている手が図形を隠し、
全体が見えないのです。


また、一般に、道具を使うと、そこに神経がいってしまうのです。

 

一方、フリーハンドですと、全体を見ながら作図できます。
全体を見ながらの方が、頭の中で図形をイメージできるようになっていきます。

 

方眼紙がおすすめ

描き始めは、白紙よりも、方眼紙を使うのがおすすめです。

 

ここでおすすめしたいのが
『思考力算数練習帳シリーズ3/点描写(立方体など)』 (M.access 編/認知工学刊)。

点が打ってあるところに、図形を描く練習をしていきます。
この練習帳は大人にもおすすめで、なかなかの歯ごたえです。

 

補助線を引きましょう。

 

図形問題を攻略するには、
補助線を有効に引くこともめちゃくちゃ大事です。

 

センスは要りません。

補助線を引くのにセンスはいりません。

補助線が引ければ、それまで見えなかったものが見えてくるので、
答えにグッと近づきます。

 

しかし、図形が苦手な子は、


「補助線を引くこと自体が難しいし、結局はセンスでしょ」

と思ってる方も多いのです。

でも正直、補助線はセンスではなく、経験です。

 

「どこかは分からないけど、補助線が必要な気がする」

そう思った時は、
「ここに1本あるかもな」
という軽い気持ちで引いて大丈夫です。

 

こうして試しているうちに、
だんだん正しい位置に引けるようになっていきます。

 

ちなみに補助線も、図形を描いている子の方がバンバンためらいなく引きますし、
どこに引けばいいのかが分かっています。

 

今日は、中学受験の算数の、図形問題について話しました。

 

図は、すぐには描けないものです。

幼少期の遊びの経験、問題を解くとき図を描く練習などを通して、
力を蓄えておきましょう。

 

 

ぜひ参考にしてください!

 

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2020年6月2日

参考・引用
2016『中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること』村上綾一

 

 

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