【中学受験】親が絶対やってはいけない、3つの子どもの「叱り方」を話します。
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
悪いことした子供を叱っても、言う事を聞いてくれない…
とお困りの方はいませんか?
「叱る」というのは子育ての場面で必ず出てきます。
しかし案外、逆効果、もしくは無意味な叱り方をされている保護者の方が多いように思えます。
そこで中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 親が絶対やってはいけない、3つの叱り方
について話します。
是非ご覧ください。
3つの叱り方
親が絶対やってはいけない3つの叱り方は、
- 理由を伝えない。
- 「何回言ったら分かるの?!」
- 人前で追い詰める。
上記です。
これさえやらなければ…
逆に、この3つの叱り方をやめるだけで、
「叱る」スキルは上がります。
学生時代の理不尽な部活などの影響で、
正しい叱り方を分かっていない方は多くいます。
「叱る」と言うと、怖いイメージがありますが、
「叱る」は「怒る」とは違います。
しっかりした叱り方は、
相手の向上が目的にあります。
順番に説明しますので、是非ご覧ください。
叱り方:詳細
やってはいけない叱り方、
上記に挙げた3つを話します。
①理由を伝えない。
まずこれ。理由を伝えないこと。
「何が悪いかは自分で考えろ!」
って言われるやつです。
- 「何で宿題をやらないの?!」
- 「遅刻しちゃダメでしょ!」
- 「ゲームしすぎ!」
など、なぜその行動が悪いか、理由を伝えず、ざっくり叱る方は多いです。
おそらく叱る側としては、
「自分が正しい」と確信しています。
なので、理由を説明することを省いてしまうのです。
とはいえ、
それは叱る側だけが納得しているかもしれません。
叱られる側としては
「何で宿題をやらなければいけないのか」が分からないかもしれないのです。
親と子は年が離れているので、
家族とは言え、価値観が違います。
「宿題をずっとやらないと、後々成績が下がって、クラスも落ちるよね。クラスが落ちると今同じクラスの子と一緒に授業を受けれなくなるし、結局は自分が悲しむことになるよ」
と、ダメな理由込みで伝えてあげるのがおすすめです。
少しだけ伝え方を変えるだけで、
子供の行動を促しやすくなります。
②「何回言ったら分かるの?!」
次にこれ。「何回言ったら分かるの?!」
この言葉は、正直、
自分の相手に対するイライラをストレートにぶつけているだけの可能性が高いです。
例えば、自転車をこぐこと。
子供が自転車の練習をし始めた時、
乗り方を教えたとしても、最初からすいすい乗れる子はいないですよね。
何回も同じ失敗を繰り返して、ようやく乗れるようになってきます。
この時ミスしたからと言って、
「何回言ったら分かるの?!」と叱ることはありませんよね。
それは、自転車をこぐことが、
1回教えただけでできるとはだれもが思っていないからです。
こういう、誰もが一回でできるわけないと共通の意識がある分野は大丈夫です。
でも問題は、個人差がある場合。
計算ミスを一回の注意で直せる子。直せない子、両方います。
計算ミスを自分は学生時代しなかったからといって叱っても
子供はそこに苦手意識があって、中々クリアできないかもしれません。
人にはそれぞれ得意な事・苦手な事があります。
自分が得意な事が相手も得意とは限りません。
「10回以上言って、ようやく実践してくれる」
このくらいの心持で居た方が良いです。
③人前で追い詰めない
最後にこれ。「人前で追い詰めない」こと。
「人前で追い詰める」とは、
- 人前で怒鳴って注意する。
- 人前で相手の失敗を見せびらかす。
- 人前で相手の大事な物を傷つける。
などのことです。
二回戦で負ける中学の部活でありがちなやつです。
これは絶対やってはダメです。
一回されることで、深い傷を負います。
その傷を負ったこともあります(笑)。
しかしこれを
- 愛のムチ
- 相手の為を思ってのこと
と解釈する人はいますが、
それは正直、間違いです。
この行動は、相手を傷つけるだけで、
自分の正しさを証明したいだけです。
あとそれに、関係ない人は無意味にきまずくなります。
何か叱る時は、大勢の人がいる場ではなく、
二人だけの場所に行きましょう。
今日は「叱り方」について話しました。
大事なのは「自分のため」ではなく「相手のため」に言葉を選んで発しているか
だと思います。
ぜひ参考にしてください!
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年5月26日