【中学受験】勉強の「休憩」、下手な子がほとんどです…【上手くするには、呼び方を変えるべき】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
「子供が休憩をはさむと、すぐ集中が切れて、
その後の勉強に支障が出る」
とお困りの方がいませんか?
もしかしたら保護者の皆さんの知らないところで、
子供が下手な「休憩」をとって、勉強に集中していないかもしれません。
本記事ではプロ家庭教師Edenの居村が、
- 正しい「休憩の仕方」
について話します。
集中が切れる休憩は、意味なしです。
まず言いたいのは、
子供は勉強の合間に、休憩をとると思いますが、
集中が切れる休憩には、意味はありません。
もちろん、休憩は必要です。
もちろん、休憩は必要です。
子供が長い時間、高い集中力をキープするのは、
休憩やリラックスの時間を設定することは、必要ですね。
これは当たり前だと思います。
一般的な休憩とは違います。
しかし、
中学受験の勉強における休憩というのは、
「一般的な休憩」とは違います。
一般的な休憩と言うのは、
文字通り、休むための時間です。
しかし、中学受験における休憩というのは、
再び集中へ入っていくための「リラックスタイム」であります。
子供が「一般的な休憩」をとって、
完全に集中が切れてしまっているか、
しっかり次の集中に入っていくための休憩になっているか、
これは保護者の方から見ても、判断できません。
なぜなら、
保護者の方は子供が勉強すると姿を、ずっとは見ていないでしょうから、
子供がサボろうと思えばサボれるのです。
私達、家庭教師ですと、
つきっきりで子供の勉強についているので、子供の休憩の様子を分かりますが、
そういう人でない限り、難しいのです。
そもそも…
そもそも理想を言えば
「休憩」はないほうがいいのです(笑)。
休憩時間がなければ、
その時間でさらに勉強できるからです。
しかし、
そんなことは、基本的に不可能です。
たまにいる、勉強が大好きで、
ずっと勉強していてもストレスがたまらない、「天才タイプ」
なら、大丈夫ですが、
ほとんどの人はそうではないです。
皆、休憩が下手です。
そう、だからこそ、
休憩のタイミングや取り方を
上手くしなければいけません。
切り良く終わって、気分もいい感じ。
トイレに行って、そのあとおやつをつまみ、
「よし、次は算数やるか」
とできるのなら、
何の心配もないです。
しかしほとんどの人は、
そんな上手な休憩ができません。
皆、休憩が下手です。
だいたい、トイレに行ったあと、
お菓子を食べながらテレビを観てしまい、
ゲームをやってしまい、漫画を読んでしまい、
ちょっとの予定が30分にもなり、
「何やってるの?!」
と親子喧嘩が始まります。。
最悪、完全に集中切れます。
最悪、一度休憩をすると、
勉強モードが完全に切れてしまいます。
休憩を理由に勉強から離れすぎて、
その後の能率が悪くなってしまうのです。
その日の勉強はもうできない。
そんな状況になってしまうこともあります。
休憩と呼んでません。
そこでEdenではどうしているか?
Edenでは、
「休憩」を「休憩」と呼んでいません。
「休憩」の認識の仕方
中学受験の休憩は
学校の授業の間の「休み時間」と同じ認識をしてはいけません。
小学校の子どもは休み時間、
教室を走り回って、解放状態ですよね。
「休もう」という認識でなく、
「遊ぼう」が先行しています。ひたすら好きなことをしていいと思っています。
小学校の休憩はそれでいいのですが、
中学受験における「休憩」は「休み時間」ではありません。
別物として、考えるべきです。
休憩と、呼びません。
小学校に通っているので、お子様の中には、
休憩=遊ぶ
の感覚を持っている子が多く、
そういう子を授業するなか、そろそろ休んでいいかなと思った時、
私達は、休憩という言い方を使ってません。
Edenでは、
「切り替え時間」や「用意時間」
と呼んでます。
小学校から引きずってしまいがちな
「休憩=遊び」の、勘違いを防ぐのです。
例えば遠足。
例えば遠足の時。
バスの移動中、サービスエリアで、
「トイレ休憩」が入りますよね。
「休憩」ではなく、「トイレ休憩」
と呼んでいるのは、子供に目的を限定して分かりやすく伝える為です。
「他の、ご当地グッズを見る時間はないよ」
と、暗にメッセージを発しているのです。
呼び方を変えましょう。
「休憩」という言葉を
変えたり、付け足したりすることで、
だいぶ子供の態度が変わっています。
なるべく遊ぶ時間だと思わせないように、
工夫をすると良いですね。
今日の記事は終わりです。
記事公開日・最終更新日 2019年2月10日
州崎真弘『中学受験に合格する集中力の育て方』2019