【中学受験】年末年始は『リハーサル学習』をしましょう【全員には、おすすめしません】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
年末年始に、成績をガンガン上げていきたい!
と思っている方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきたプロ家庭教師Edenの居村が、
年末年始の勉強法について話します。
『リハーサル学習』がおすすめです。
年末年始に気合を入れる学習方法の一つに、
『リハーサル学習』
があります。
これはちょっとハードかもしれませんが、
絶対の合格したいという気合のある方には、おすすめです。
説明していきます♪
本番と同じスケジュールで過ごしましょう。
『リハーサル学習』
というのは、本番と同じスケジュールで過ごす。
ということです。
- 夜11時に就寝。朝6時半起床。
- 起床後は、計算と漢字学習を行い、朝食。
- その後は志望校の本番と同じ時間帯で、入試本番さながらに過去問を解く。
- 休憩時間、昼食時間も本番同様の時間帯で行う。
- 服装もお弁当も、本番と同じにする。
こういうことです。
そしてこの『リハーサル学習』を4日間やります。
試験の抵抗感がなくなります。
この、『リハーサル学習』のメリットは、
ぶっ通しやることで、
志望校の試験に対して抵抗感がなくなり、
時間配分の再点検ができることです。
ちなみに、
過去問を解いたあとは、
国、数の苦手分野の復習、
理科・社会の集中暗記をやりましょう。
また、
暗記は長時間を1回やるより、
2回3回と細切れに繰り返すと、記憶が定着しやすくなります。
1日だけでも、おすすめします。
この方法は、
年末年始ということで、抵抗感があるでしょう。分かります。
しかし、
4日間が無理なら、
1日だけでも体験してみるといいでしょう。
なぜなら、
ほとんどの受験生が、実行しないからです。
- 神社に家族で毎年行っている。
- 新年の挨拶。
- 親戚が家に来る。
などなど、
年末年始は、言い訳をしたいことが、たくさんあります。
しかし、だからこそこういう時は、
周りと差をつけるチャンスだというのも、一つの考え方だと思います。
昔のメールの例
と言うのも昔、
塾生の保護者の方からメールが来たんです。
「年末年始をどうしたらよいか」
という内容です。
その時はまず
「1日くらいお休みしてはどうか」
と返しました。
すると、すぐに返信が来ました。
「子供の志望校の偏差値は56です。
最終の模擬試験の結果を見ると、6、6ポイント不足していて、
何かサプライズのある学習をやりたいので何でも教えてほしい」
という内容でした。
「失礼ですがEdenでは、
それほど偏差値が高いわけでない子供たちを上位校に送り込んでいます。何かアイデアがあるのではないか?」
ともありました。
そこで私は紹介したのが
この、『リハーサル演習』です。
そしたら、またすぐに返信が来ました。
「そうします。年末年始の行事、色々とありますが、今年は一切やめにして、
子供の夢の実現にむけて、家族で気持ちを一つにしてがんばります」
という内容でした。
この子は実際、合格できていたので、本当に良かったです。
偏差値が低い子が合格するには…?
偏差値が高い子供が、
偏差値の高い中学に入るのは当然です。
そして、
さほど偏差値が高くない子供が、偏差値の高い中学へ合格するためには、
『普通』な勉強をしていたのでは、追いつくはずがないのも当然です。
小さい積み上げをしていきましょう。
ある時には、テクニックで、
ある時には、言葉で励まして、
ある時には、人よりも、多くの時間をかけて勉強する。
こういう、
人が見ていないところでの小さい積み上げがあってこそ、
サプライズが起きる確率が、生まれるのです。
奇跡は努力に裏打ちされています。
奇跡というのは、偶然には来ません。
結果の裏には、ものすごい努力があります。
一見偶然に見える「運」というのは全くの偶然でなく、
その裏に、必然とも言える努力や工夫があって起きるものです。
ちなみにこれを、専門用語でセレンディピティと言います。
誰にでもおすすめするわけではないです。
この『リハーサル学習』。
誰にでもお勧めしません。強制もしません。
ご家庭で本当に必要とお感じになれば、実行してください。
これをやると100%合格できるというわけでも、
やらなければ落ちるというわけでもありません。
それでも、
何かこれだけはやりたいというニーズを感じましたので、今日、紹介してみました。是非!
今日の記事は終わりです。
お知らせです。
記事公開日 2019年12月24日
最終更新日 2020年2月11日
参考・引用文献
有井博之と中学受験実践研究会『中学受験塾に頼らなくても合格できる! 親がいますべきことはこれだ!』2009