【中学受験】受験生には「ポジティブワード」をかけましょう。小3から小4辺り、特に大切です。【メンタル】

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こんにちは。

中学受験をされるお子様は、
普段からお子様にどのような言葉かけを行っていますか?

ズバリ、子供には、
「ポジティブワード」
をかけるべきです。

今日はポジティブワードについて、
中学受験業界に10年以上携わってきた、
プロ家庭教師のEdenの居村が、ポジティブワードについて話します。

ポジティブワードを使いましょう。

Think Positive text illustration

保護者の皆様は、ぜひ、ポジティブワードを使いましょう。

ポジティブワードは、前向きにする言葉。

ポジティブワードとは、何でしょう?

一言でいうと、その名の通り、
「子どもが前向きになれる言葉」
です。

例をあげます。

例をあげましょう。

子どもが悪い点数をとってきた時に、どう子供に声かけていますか

「なんでこんなに悪い点数なの!」

→これは、ポジティブではありません。
子供が委縮してしまいます。


「つまらん間違いしてるな!(笑いとばす)」

これが、ポジティブワードです。

このように言われれば子どももホッとし、
「次は頑張ろう」と
前向きな気持ちになれるでしょう。

このような、
子どもが前向きになれる言葉を「
ポジティブワード」
といいます。

身の回りにたくさんあります。

もちろん、
ポジティブワードは身の回りにたくさんあります。

「すごい!」「頑張ったね」「やればできるじゃない」
などはその代表格です。

やる気スイッチが入ります。

ポジティブワードは子供を前向きにし、
勉強へのやる気を引き出します。

子どもは母親のちょっとした言葉だけで、
「次はさらに勉強してみようか」と思えるものなのです。
子どものやる気スイッチは、結構単純に入るものなのです。

「驚く」ことが一番のポジティブワード

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一番効果があるポジティブワードは、
「驚く」ことです。

「すごいね!」「よくできたね!」などの誉め言葉もポジティブワードですが、
「褒めることよりも、驚いてあげること」
です。

例えで分かりやすく話します。

例えば…

たとえば、
九九を覚えるのは低学年では時間がかかります。

その時あなたなら、
どのようなポジティブワードをかけてあげますか。

「すごいね! 四の段、言えるようになったね」
→これは、褒め言葉です。

「えっ、もう四の段言えるの?」
「昨日まで言えなかったと違うの?」
→これが、「驚く」です。

「驚く」
ことは、子供を大きく伸ばします。

「驚く」ことの、注意点

しかし注意点!

それは、「使いすぎ」です。

毎回驚いていたら、子どもたちは飽きてしまいますから、
伝家の宝刀は「ここぞ」という時に
上手に使わなければいけません。

例えば…

例えば、
子どもが筆算の引き算ができずに長い間苦しんでいるといったことは、
どこの家庭でも起こりえます。

そんな子供が、
一所懸命に頑張り上達し、計算テストで初めて満点がとれた時。

そんな時に、
「エーッ!初めは間違いが多かったのに、すごいじゃない。
お母さんが子どもの頃はこんなに早いうちからできなかったよ!」と、
驚くことが大切です。

小3から小4に上がってきた時、ポジティブワード。

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保護者がつい、子供を無駄に叱ってしまう時があります。
そんな時に、ぜひ、ポジティブワードを忘れないようにしておきましょう。

そんな時とはずばり…
「子供が高学年に上がる時」
特に、
「小3から小4に上がる時」
です。

なぜでしょう?

低学年と高学年でテストが違う。

理由はカンタン。

低学年の時のテストは簡単で、
高学年の時のテストは難しいからです。

小学校低学年で行われるテストは、
子どもに達成感を持たせてあげなければとの配慮から、
問題が比較的簡単に作られています。

しかし、学年が上昇するにつれ、
特に、小3から、小4にかけて、問題は難しく なり、
高学年では8割を正解できれば充分という内容に変貌していきます。

難易度の変化に気付かない親。

この問題の難易度の変化に親が気づかず、
いつまでも低学年の感覚で接していると、


「どうしてこんな点数なの!」
と勢いよく子どもを叱ることになります。

子供が後ろ向きになります。

難しい問題を解いている子どもが
その言葉を聞いた時、
「もうやりたくない」と後ろ向きになるのも当然です。

我慢しましょう。

なので、こういう時に、
叱りたい気持ちをぐっと我慢して、

理性的に、ポジティブワードをかけることが大事です。

ポジティブワードは、入試本番でも役立つ。

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ポジティブワードを聞かされて育まれた子どもは、
入試本番でも精神的に強くあれます。

入試は一人の戦い

入試当日は、会場の門を入るまでは親や塾の先生が
「頑張ってきなさい」とエネルギーを送ることができますが、


一歩門の中に入ってしまったら、
その子自身の勝負になります。

12歳の子にとって、結構きつめの、孤独です。。

逆境でも、前向きです。

しかし、
普段からポジティブワードを聞かせられている子どもは、
自分で自分にポジティブワードをおまじないのようにかけられるようになっていますから、
逆境でも考え方が常に前向きです。

例えば…

たとえば、
一限目の国語の問題が非常に難しかったとします。


日頃ネガティブな言葉ばかり浴びている子どもは
国語が終わった瞬間、
「僕はもう駄目だ。僕は終わった。この学校は落ちた」
となります。

一方、
ポジティブワードを浴びている子どもは、
「こんなに難しいのだからきっと誰もできていないはずだ。
次の科目以降で多く点数をとった者が勝者になる」
と考え、五分間の休憩中に気分転換をはかります。

言葉には感染力があります。

合格発表の当日、
両者の運命がどう分かれるかは、
大人であれば容易に想像がつきます。

言葉には感染力があることをよく認識し、
日頃の言葉かけには充分に配慮しなければなりま
せん。

結論です。

ポジティブワード、最強。

今日の記事は終わりです。

お知らせです。

参考・引用 小林公夫『中学受験に合格する子の親がしていること』2010

記事公開日 2019年11月11日
最終更新日 2020年2月26日

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