【中学受験】赤本の正しい「買い方」について話します。【ケチらず、第二志望も】
こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
そろそろ赤本を買って過去問演習に取り組ませようかな…
と考えている方はいませんか?
夏休みも近くなり、このようなことを話される保護者の方は
毎日受験相談をしている中、増えていると思います。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 赤本の正しい買い方
について話します。
是非ご覧ください。
最新のものを買いましょう。
まず言いたいのは、
赤本をケチることはせず、最新の新品を買うのがおすすめ、ということです。
ケチると後悔します。
大抵、赤本は6月ごろに、
最難関校から発売され、夏にはほとんどの学校のものが書店に並びます。
しかし、今はネットで入試できますよね。
受験相談をしていると、
第一志望は最新の新品でも、
第二志望、第三志望はメルカリで中古、というパターンがわりと多くいらっしゃいます。
気持ちは分かります。
中学受験は、塾や家庭教師など、
出費がすごいですよね。なるべく安いものを買いたいです。
とはいえ、
赤本は出費を削る場所ではありません。
赤本を中古で買って、結局色々と使いづらく、後悔した
そんな声をよく聞きます。
それに、新品で買った方が、子供も気分よく解けますしね。
早めの購入を。
ちなみに赤本は、
早めの購入をおすすめします。
他の本と異なり、赤本は増刷されません。
なので、中には売り切れてしまう学校もあり、
出遅れると最新の赤本を入手できないケースがあるのです。
第二志望以下も、買いましょう。
また、中学受験は毎年少しずつ問題傾向が変わるため、
それに沿った対策が必要です。
そこで、「第二志望以下は、最新の1年分をやっておけばいいかな」と
言うご家庭も多いですが、
余裕で合格できる学校でない限り、
志望校対策が必要で、つまり、過去問、赤本の購入が必須です。
赤本で、色々知れます。
赤本の最初の方のページにも、
傾向の分析は載っていますが、
そこでも、
- 比の問題が多いんだな
- 物語文ないんだ
- 社会の記述多い
など、傾向を詳しく知れて、
対策に有利です。
他にも赤本には色々書いています。
例えば部活一覧。
子供はそこを見て進学先の生活に思いを馳せます。
これはやる気を維持するのに役立ちます。
その情報は昔のものだった‥‥と入学後、がっかりしないためにも、
志望校の赤本は、最新のものをなる早で買いたいですね。
古いのも、買ってOKです。
また、お子さんが比較的早い時期から過去問に取り組む力があり、
傾向に慣れるために特殊な訓練が求められる学校の場合は、
古い赤本も2、3冊用意してもらって大丈夫です。(ネットでしか買えない場合もあります)
例えば「慶應中等部」。
ここでは、高度な処理能力と問題見極め力を求められる学校ですが、
ここを志望するお子さんは、器用なタイプが多く、一度解いた過去問は
- 「これは、捨て問だったぞ」
- 「これは時間がかかる問題だった」
と暗記してしまいます。
これでは勉強になりませんので、
古い赤本も含め、10年分くらいあると良いですね。
学校によって、数年の問題を繰り返しか、とにかく数をこなすか、
確かめる必要があるので、塾や家庭教師の先生に聞くのをおすすめします。
今日は「英語教育の本気度」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年7月9日
参考・引用
2018『中学受験大逆転の志望校選び 学校選びと過去問対策の必勝法55』安浪京子